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ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

高田屋嘉兵衛・北風家・松右衛門

2015-12-19 10:03:37 | 歴博
昨日は歴博。

職員さんと雑談をしていて,室津の話が出ました。
「子どもの時は,室津が昔,どんなところだったかよく知らなかっくってね・・・。」
等々話していると,はっと思い出しました。

「今読んでいる『菜の花の沖』にも,室津が出てくるんですよ。
遊郭があって,船乗りたちが一休み・・・とか。」
と,私が笑いながら,図書館で借りている『菜の花の沖』2巻をカバンの中から出すと,

「あ,松右衛門。え,北風。」
と,その職員さん。

松右衛門は,「松右衛門帆」をつくった人,と職員さんは教えてくれました。
この前の,特別展「北前船」で展示していたのです。
私って,何を見ていたんでしょうねえ。


「北前船」の図録を見ると,松右衛門帆について,こう書いています。

「綿布で制作された帆布。
18世紀後半,播磨高砂の工楽松右衛門が,
播州の特産品でもある太い木綿糸を用いてそれまでより厚く丈夫な帆布を開発し,
以後「松右衛門帆」として普及することになった。
松右衛門は自らも兵庫津を拠点に北前船を経営し,
18世紀末には幕府の名を受けてエトロフ島の埠頭開発にも従事した。
松右衛門のエトロフ開発は,
その後の高田屋嘉兵衛へと引き継がれていく。」

図録には,北風家文書もありました。
歴博の中に,北風正造の展示もありました。
(『菜の花の沖』に出てくるのは,正造の父。)

歴博・・・,といっても,
私は本の部屋で本やパンフレットの整理をしたり,
歴博に来た人の質問を受けて本を探したりするのが,ボランティアとしてのお仕事です。
以前にも書きましたが,解説は講習を受けていないので,できません。
でも,歴博の展示内容を勉強するのは当然ですよね。

『菜の花の沖』がまた1つ教えてくれました。




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菜の花の沖2巻 読書メーターより (ATSU)
2015-12-20 16:45:44
江戸時代は不思議な時代ですね。大きな船を造ることもできないし,株仲間があるため,自由に商売ができない。でも,幕府や藩ですら,結局の所,貨幣経済に頼らざるを得ない。幕府や藩のしくみに商人は振り回されているようで,でも,しっかりと制約がある中でも,前へ進んでいく。兵庫県に住んでいる私にとっては,地元の歴史博物館で見たり聞いたりしたことのある人物が登場する。高田屋嘉兵衛はもちろん,北風家や松右衛門も。松右衛門帆は今も松右衛門の地元・高砂などで,カバンなどに姿を変えて売られているのを知った。おもしろい。
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