ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

兵庫県立歴史博物館「近現代兵庫の災害史」

2019-01-19 11:17:27 | 歴博
昨日,兵庫県立歴史博物館で「近現代兵庫の災害史」を見てきました。
前々回,ホームページに載っていた「大坂神戸兵庫湊 大津浪之新聞」の翻刻を載せましたが,
見にくかったところ,間違っているところもあるので,近いうちに訂正します。(少々お待ちください。)

さて,今回の展示,
一番のポイントは,
平成7年1月17日の神戸新聞夕刊だと思います。
神戸新聞社も地震で大きな被害を受け,新聞製作が不可能になったため,
夕刊は京都新聞社の全面的協力により発行されているそうです。


その記事の見出し
「近畿で大地震」
そして,
「死者203人 不明331人」
「家屋倒壊や火災」「JR全線不通」
写真は「高速道崩壊」

まだまだ地震の被害の大きさがつかめていなかったことがわかります。

(あの日,我が家も揺れて,(姫路は震度4でしたが)
 びっくりして,テレビをつけても,
 うつるのは京都や大阪ばかり。
 神戸や淡路がテレビになかなか出てこなかったのを覚えています。)


このほか,
嘉永7年の地震に関する「瓦版聞書諸国並大坂大地震つなみ」
安政2年安政江戸地震に関する「地震けん」なども展示されていました。
(もちろん,明治・大正・昭和・平成の地震や水害の史料もありました。)
これらの史料,簡単な解説と翻刻文がついています。
どんなことが書かれているのか,くずし字が読めなくてもわかります。
ちなみに,「瓦版聞書諸国並大坂大地震つなみ」の方が
「大坂神戸兵庫湊 大津浪之新聞」よりも読みにくかったです。
写真撮影可なので,瓦版も翻刻文も写真を撮ってきました。
また,時間のある時に翻刻に挑戦です。
(昨日も,展示のガラスにはりついて(?)翻刻に挑戦してみましたが,
 時間がかかるので,ちょっと恥ずかしくなって中断しました。)

たまたま担当学芸員の先生にも少しお話が聞けましたが,
(いつも担当学芸員の先生がこの場所にいるわけではありません。
 今日19日と20日は14時から解説があります。)
嘉永7年の地震に関する史料は,
「瓦版はあっても,播磨に詳しいものは見当たらなかった。」とのことでした。
残念です。
赤穂については,史料が残っているとのことでしたので,
また,『赤穂市史』を見てみようと思います。



お近くの方,特別展ではないので,史料の数は少ないですが,
ぜひ歴博で「近現代兵庫の災害史」みてきてください。
1月31日までです。
なお,このコーナーは無料です。

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