ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

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日本遺産『北前船寄港地』に高砂市が追加認定されました!

2018-06-04 14:45:51 | 日記 地域
日本遺産『北前船寄港地』に高砂市が追加認定されました!
「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」という
日本遺産が昨年認定されたそうですが,
今年新たに,高砂市や神戸市・赤穂市なども追加で認定されたそうです。

工楽松右衛門旧宅一般公開(6月3日13時より)

ということです,姫路市の東隣,高砂市に行ってきました。
山陽電鉄高砂駅から徒歩10分ほど。

工楽松右衛門旧宅に着きます。
近づいてくると,海のにおい。
後で聞いたのですが,江戸時代の海岸線は今よりずっと,工楽松右衛門の家から近かったとのこと。
海のにおいは,
工楽家の真ん前,南堀川の船着き場からのにおいです。

松右衛門は,江渡時代後期,
船の帆布の改良をしたことで有名です。
松右衛門帆です。
松右衛門帆のおかげで,航海が速くなりました。
播磨は綿花の栽培が盛んでした。
太い糸を作り,それで帆布を織りました。

ちなみに,すぐ近くに
松右衛門帆の店があります。

作業場を見学させてくれました。(無料:でも,後でペンケースを買ったけど。)

「日本最古の帆布
 江戸時代に生まれ,北前船の帆として
 日本の海を行きかっていた帆布を復元。
 230年の時を経て今,
 私たちの日常に寄り添います。」
と,この店のはがきに

since1785 松右衛門帆 御影屋 です。

江戸時代は75㎝幅だったようですが,
今は110㎝幅。
お店の下の作業場の機械は,1970年代のもの。

江戸時代は,1本の太い糸を織ったそうですが,
現在は3本を縒って,さらに縒って,それを織っているとか。


高砂は江戸時代初め,池田輝政が姫路に入ったあと,
すぐに高砂城もつくり,
城下町になるはずでした。
しかし,一国一城令。
高砂城は破棄され,今は高砂神社になっています。

でも,加古川の水運が盛んになり,
河口の高砂は,海運が盛んになったのでしょう。

時間がないので,今日はここまで。
後日,追記します。



PS.高砂を歩いて,見て,話をして,
網干や室津を思い出しました。
当時,どこが大きかったかなどは分かりませんが,
海が近く,海の香りがして,廻船問屋があって,
高砂も網干も室津も同じです。
高砂は,加古川の河口,姫路藩です。
網干は揖保川の河口,龍野藩や京極・丸亀藩の飛び地,幕府領に分かれています。
どちらも水運業が盛んです。
室津は,朝鮮通信使が寄港したり,
大名行列が通ります。
本陣がたくさんありました。姫路藩の飛び地です。

松右衛門旧宅の受付のおばさんと話をしました。
「大型スーパーができて,小さい店はつぶれました。
 そのスーパーもつぶれ,高砂町(高砂市高砂町)は買い物にも不便になりました。
 お年寄りの方が困っています。
 山陽電鉄の特急は昔のまま止まっていますが,
 工場のある荒井駅の方ばかり,若い人は集まっています。
 だから高砂町は,観光で人を呼ぼうとしているのでしょう。」

同じようなことが網干でも言えますね。

6月6日追記しました。
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3 コメント

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Unknown (雪花)
2018-06-04 16:42:44
ATSUのブログは知らないことを教えてくださって勉強になります。

JMOOCも知らなかったので調べてみました。
居ながらにして学べる、便利な時代ですね。

北前船も興味ある物です。佐渡で展示してあるのをみました。木造船でよく航行したとおもいます。
「菜の花の沖」を思い出しました。



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Unknown (雪花)
2018-06-04 16:45:06
失礼しました。
ATSUさんと書くところを、「さん」を抜かしてしまいした。
返信する
北前船 (ATSU)
2018-06-05 07:02:26
雪花さま,こんにちは!
私は北前船といっても,兵庫県内のことしか知りません。佐渡など日本海側だと,展示内容も違うのでしょうね。一度,見てみたいです。
さて,兵庫県立歴史博物館では,北前船の模型を展示しています。
『菜の花の沖』の主人公,高田屋嘉兵衛のことも解説しています。兵庫県の人ですから。
ちなみに,ちょっと恥ずかしいのですが,2015年10月12日のブログには,この歴博であった特別展「北前船」のことを書いています。
細かいことは忘れてしまっているので,もう一度,「北前船」の図録を見ようと思います。
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