皆さんが仏塔見学に行っている間、登らなかったもう一人の方とベンチで談笑。30年前とおっしゃったっけ、ここ訪ねているんですって。周囲が随分きれいに整備されていると驚いていました。もちろんサンダル履きへの履き替えなんかなかったとのことでした。
登り口には次の時間のチケットを持っている人たちが集まってきているようです。
これには驚いてしまった。お父さんが赤ちゃんを抱っこ。小さな男の子二人。あの階段を子供三人と乳母車を抱え、更にカメラ用の三脚まで手にして上ってきたのかと驚きのカメラ撮影でした。
皆で遺跡の全体像を収めて、このばかでかい寺院とお別れです。前にも紹介したように密林と火山灰に埋もれていた寺院、1814年に発見されて1968年ユネスコの下で本格的な修復がなされ、1991年に世界文化遺産として指定された。それにしてもこの大きな寺院の中はどうなっているんだろうと調べてみました。なんと盛り土の上に積み上げられたお寺さんだというのです。そもそも私たちにとってこれがお寺だといわれても・・・ね。
上ってきたからには降りていかなければなりません。この長い階段はつらい。そもそも降り口は他にもあるのでしょう、ここを歩いているのは私たちだけ。この事は下まで降り付いて、なるほどと納得でした。
ボロブドゥール遺跡観光を終えた。世界3大仏塔を紹介してみよう。ミャンマーへは2019年に訪ねた。これが世界遺産バガンだ。このバガン遺跡ってのの地域が広い。木々に囲まれた中にこんな仏塔がゾロゾロ。次の写真はバスの中から写したもの。
近くに日本軍の痕跡があった「鎮魂」と印されて祀られていた。この奥の一角も弔いの石碑が数柱。まだ新しいお花が生けられていた。こんな慰霊の姿を見るとミャンマー、かってのビルマとの関係は穏やかだったのかなぁなんって思ってしまうが、如何なものか。だって戦争だったもんね。でも、ビルマを支配していた英国と戦った日本軍への増悪感情があまり沸かなかったのか。あの映画「‘ビルマの竪琴’」を思い出す。
せっかくスー・チーさんが現れて平和の礎がなったかに思えたものの、また軍部によるクーデターときた。何故こんなことになってしまうのか、分からん。内戦が続くこの国に、いつになったら観光という足を踏み入れられるのでしょうか。
こちらがカンボジアのアンコールワットだ。まだ新型コロナウイルスに対する危機感も無かった2020年2月に訪問した。観光を終えてバスに帰るとガイド氏がシュッと消毒液を手に吹きかけてくれた。当時、日本より真剣だな・・・の印象でしたし、中国からのお客さんがゼロで、観光事業は疲弊しているとのお話も聞いた。
こりは日の出を鑑賞に出かけたときのアンコールワット。ここだけではありません。この国の仏教寺院はあちらにもこちらにもあるのでした。
階段を降りてきたらこれが待っていた。これに乗る体験をと旅行社の気配りだったのだ。
長いことお世話になった草履がこれです。
私が乗ってる馬車を写してもらった。
馬車にはふたりずつ乗って駐車場まで、馬車で10分ほどだったか、とても歩ける距離ではありませんでした。随分走って遺跡観光が完了となるのでした。