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屋久島その3(2022南西諸島no18)

2022-09-02 | 沖縄

 

 一番うしろを歩く私は振り返っての撮影が何枚もあるのです。

 

 白丸の現在地 ⑤ にやってきた。②と③を点線が結んでいる。これがショートカットした路だ。その間に千年杉があるのです。

 二本並んでいる「双子杉」その根元に「切株更新」という説明書きがある。そこには・・切り株の上に苔が生え、そこに屋久杉等の種子が落下して発芽し、太陽の光を受けて切り株の上で成木になることをいいます。屋久島特有の多雨多湿による現象と考えられます。・・と。

 

 階段を上ったところで皆さん立ち止まっています。

 そこにはこれ「くぐり杉」があった。まだ屋久杉とは命名できない小杉だというのですが、なぜこうなっているの? 調べてみたくなります。「二股になる理由はいくつかありますが、ヤクスギランドのくぐり杉は、上方の小杉が倒れ込み、2本が融合したもの。このため、かなり高い位置で二股に分かれているのが特徴です。」と出てきました。

 切株更新とはこういうことか。株に生えているのは杉ではありません。何故かひねくれている木だ。でも、その横にまっすぐ伸びている木が同居している。さて、どちらの木が勝ち残るのでしょうか。江戸から昭和にかけて建材として利用するために続けられた伐採や自然災害による倒木などによって死に絶えるのではなく、暗い森の巨木が伐採されることなどで、明るい光が差し込み、新しい杉が生れることで世代交代を繰り返しながら森林が受け継がれているというのです。

 

 何百年経過しているのでしょうか。屋久杉は朽ちることを知らないようです。

 ぐるっと山の中を歩き回って来て、先ほどの橋の下流にある「清涼橋」を渡ります。ここまでくれば残りの歩きも僅かだ。

 流れは少ない。石も苔まるけだ。橋から下を写してみました。もうしばらく歩くと出口でした。大降りにならなくてよかった。パラパラ降る雨の中、30分コースを約1時間かけて「樹齢数千年の巨樹たちとの出会いが待つ神秘の森へ」と案内されていたコースに満足できる時間を過ごすのでした。

コメント
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