待ちに待たせて、ようやく落ちていきます。
平均斜度26度の坂を32m一気に滑り落ちます。
1200年以上の歴史を誇るこのお祭り。
「御小屋の山の樅の木は、里へ下りて神となる」との木遣りの一声によって、八ヶ岳の麓から氏子の皆さんに引かれて、里に下りた御柱が山出し最高の見せ場で舞い落ちる。
それにしてもあのVの字型に突き出た「めどでこ」に乗って眺める氏子の皆さんの姿や、いっぱいのお客さんで埋まった下界は、彼らの視野にどう写るのでしょうか。
ただひとつ苦言を呈すれば、「煙幕」はいけません。せっかくの木落しも形無し。良かれとしての試みだったのでしょうが。企画担当者は、反省会で叱られなかったでしょうか。
無事木落しをなし終えた会場からは、大きな万歳が何回も響き渡っていました。