S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

おばけの歌

2011-05-13 16:30:08 | Weblog
福島原発はあまりいい状態になっていない。

山田恭暉さんという方が「福島原発 暴発阻止行動 プロジェクト」を結成し、
賛同し、参加しようという方が何十人も集まっている。

次の世代のためにという「シニア決死隊」のようなものだ。

子どもや孫の世代のためになんとか福島原発を安定させようと考える
シニアのエンジニア達が立ち上がろうとしている。

この国は今ティラミスのようになっている。(層ができてるみたいに)
決死隊を組まなければならないほど、事態が緊迫しているけれど、
テレビはお笑い番組やグルメ番組で、なんにも不安のない国のように
笑っている。

神奈川のお茶からもたくさんの放射性物質が検出された。

藤原新也さんのHPで、日本中のどこでも(沖縄でも)空では異様なくらいの
放射能値が観測されている。
もちろん地上では差があるけれど・・・

風に乗って日本は放射性物質におくるみのようにくるまれているのだろう。

国内では「日本が負けるわけがない」とみんなが信じていて、戦地では悲惨な
状況になっていた60年前の日本にどこか似ているようで不安になる。

不安は消えないけれど、敵は見えないから忘れてしまいそうに暮らしている。



保育園の頃、アメリカか?どこかが核実験をして、保育園の先生が雨が降ると
「絶対雨に濡れたらだめよ!髪の毛がぬけちゃうんだから」と厳しく
園児だったわたしたちに言ったことがある。
「放射能はこわいのよ」っと先生は言った。

意味がよくわからないので、雨が降るとわたしたちは濡れないように
あわてて傘をさし、ともだちと「ほうしゃのうの歌」なるもの?
「おばけの歌」みたいなのを歌いながら雨の中を歩いた。
ほうしゃのうは3歳児にはおばけだったのだ・・・・

今でもあんなに小さな頃に言われたこと、先生の厳しい顔をはっきり覚えて
いるぐらい印象深いことだった。


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