S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

人の心はいろいろなんだ・・・・

2015-06-27 16:36:05 | Weblog
舞ちゃんが来ていたので、児童公園に遊びに連れていったんだけど・・・

城址公園には太平洋戦争で亡くなった人を奉ってある神社がある。

ひとりのおじいさんが、歳は90歳ぐらいだろうか、話しかけてきた。

今神社にお参りしてきたんだけど、涙が出たと、

そのおじいさんはシベリア抑留していた人で、そんな悲惨が経験を話すうちに話がなんだか変な方向に・・・

おじいさんいわく、今の日本の若者は平和ボケしていると、まあそれはそれでいちりあるんだけど、

日本が戦争に負けたけれど、アメリカは日本の国を、自由な民主国家にしてくれた?と・・・

普通だったら負けたら北朝鮮みたいになるのに、情けをかけてくれたと言いはじめ、わたしはなんだか

このおじいさんがあわれになった、

だって、自分がものすごいひどいめにあったのは、アメリカのせいなんじゃないの?


そのうえ、おじいさんは安保改正で、アメリカの後方支援をしないなんて馬鹿な話はない、

反対するものの気がしれないと怒りはじめ、この人にたぶん何を言ってもだめだろうと思い、黙って聞いていたんだけど、

そんな悲惨な戦争体験者なのに、まだ戦争に加担することを選ぶ人がいることに少しショックだった・・・


あり得ないよ、

こういうふうに歳を重ねた人に他の意見は受け入れられないだろうと思うけれど、安保改正で若者が渋谷で5000人も

反対デモをしていることをこのおじいさんは知らないだろうし、知ったらまた怒るだろう・・・・


暗澹たる思いです。

黙っていたわたしに「まあ、あんたの考えはわからないけど」と言い残して行った。

戦前の教育のゆがみとか、洗脳とかが脳裏をよぎって、これからこの国がこ戦前の教育に戻りつつあったら

ものすごく怖い・・・

おじいさんに石原吉郎の詩を持っていたら朗読してあげたかったよ!

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