令和5年1月18日
第2回瀬戸内研究シンポジウム
「定着型産業の育成と地域社会の持続性の課題-農業を事例として」
日時:1月18日 15:00-17:00
主催:岡山大学 文明動態学研究所「RIDC」
【概要】
グローバル化が進展することによって地域社会は国境を越えて他の地域社会と直接・間接につながることが容易になり、
人、モノ、カネ、情報およびそれを使う企業の空間的移動性が極めて高くなった。
その一方、社会の機能が流出し、停滞・衰退する地域も増えてきている。
加えて現在の日本の少子高齢化が、地域社会消滅の危険性を高めている。
移動型産業の生産拠点=大規模工場等を誘致することは即効性があるが、同時にいつでも他の地域に移動するリスクを抱えている。
それに対して移動しにくい地元の定着型産業を育成・強化し、それを地域社会再生の起点とすることが課題解決のもう1つのアプローチとして考えられる。
今回は定着型産業として農業を選び、また地域社会として農村社会を対象として、定着型産業の育成と地域社会の持続性の課題について、
農業従事者、地方自治体職員ら参加メンバーとともに議論する。
【講師】
・駄田井 久 岡山大学 グローバル人材育成院 准教授
農業を活用した地域活性化の可能性 -交流人口の増加に向けて-
・本田恭子 岡山大学 環境生命科学学域 准教授
企業との連携によるコミュニティ・エネルギーの形成 -鳥取県内の小水力発電を事例に-
【ファシリテーター】津守 貴之 岡山大学 社会文化科学学域 文明動態学研究所 教授
研究所について | 岡山大学 文明動態学研究所|RIDC (okayama-u.ac.jp)