今、歴史博物館が面白い!

岐阜市の歴史博物館は体験も出来て楽しいところですよ。

古代の銅鏡作り

2012-03-29 00:34:46 | 博物館


岐阜市歴史博物館では夏休みの期間には、また縄文弥生展を開催する。
その時に展示する中に、古代の銅鏡を展示する予定であるが、
模型では無く実際に銅鏡を作り、飾る事になった。

あまり大きなものではないが、銅線と鉛を使い炭で熱して本格的鋳造した。
その過程を参考までに写真で紹介。
以前にも同じような事で載せたが、その時との違いがあるかどうか........です。

上の画像の銅鏡が今回の作品です。
鋳造したまま、磨きをかけて完成品に加工しないでこの状態で展示する予定!


岐阜市歴史博物館ホームページ
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銅鏡の材料の銅線と鉛のハンダ、坩堝は粘土で作った素焼きの壺。
銅線だけで鋳造出来るが、鉛を数パーセント混ぜると低い温度で銅が溶けるので加える。


窯は普通の炭を使うコンロを2個。
新品だと良いのだが、前に使ったコンロを再利用。高火力で流石のコンロも周囲が焼け溶けている


今回は燃料に木屑を固めたオガライトを使用した


最初に、壺に入った銅線をコンロの真ん中にいれ、周囲をオガライトで囲む


点火剤で火を点ける


火の回りを確認してもう一個のコンロを乗せ炉の状態にし、
強制的にドライヤーで空気を送る


調子良く火が回っている事祈る


火の状態、時間の確認で頃合いを見て材料が溶けているはずでコンロをあける。
ガァ~ん!何故かまだ針金の状態.....溶けてない。


そこでまだ熱いうちに早速オガライトを追加して、少し時間を掛け再度炉の状態に......


火が漏れない様に粘土でコンロの隙間を埋める


今度は調子良く火が回っている様子


コンロの隙間を埋めた粘土も熱で乾いて外れて、隙間から炎が漏れる


そろそろ測っていた時間が来たので蓋を空けて様子を見る。んっ!溶けている様子......


冷めないうちに取り出して見ると....溶けてる~!!


直ぐに用意してあった石膏で作った型に溶けた材料を流し込む。


上手く流し込めた様子だが、開くまでは状態が分からない


さて!冷めたようなので出来具合を見る。さて!如何なりや?


前に経験していると言え久し振りの挑戦で心配だったが、何とか形になったのでま~良しとするか?手前味噌だが
......






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