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中国人民平和軍縮協会代表団歓迎 中日平和友好交流会が開催された。

中国人民平和軍縮協会代表団歓迎
中日平和友好交流会が開催された。

 8/5(土)大阪市内で、「中国人民平和軍縮協会代表団歓迎 中日平和友好交流会」が開催された。

 はじめに、中国駐大阪総領事館の薛剣総領事が歓迎の挨拶を述べた。

「尊敬する周力副会長、ご来賓の皆様、友人の皆さま こんにちは。

 中国人民平和軍縮協会の周力副会長率いる代表団を、大阪でお迎えできることを大変嬉しく思います。中国最大の民間平和組織である同協会は、1985年の設立以来、軍拡競争や戦争に反対し、軍縮、そして核兵器及びその他の大量破壊兵器の全面禁止と完全撤廃を求め、世界平和を守り、人類運命共同体の構築を推進してきました。今回の日本訪問も、平和友好を推進するためのものです。周団長ご一行は先日、広島での原水爆禁止世界大会に出席されたばかりで、昨夜、大阪に到着されました。

 中日平和友好条約締結45周年を迎え、周団長の大阪来訪を機に、大阪、京都、奈良をはじめとする各地域の日中友好協会代表の皆様をお招きし、ここに中日平和友好交流会を開催いたします。中国最大の民間平和組織と、関西地区で最も影響力を持つ主要友好団体代表との交流は、必ずやより多くの友情や知恵を花開かせ、中日双方の相互理解や協力を後押しし、両国関係の改善・発展に役立ってくれることでしょう。

 世界は今、百年に一度の大変革が加速し、ようやく手に入れた平和的局面が、日々顕在化する地政学的リスクに直面しています。中日両国には、地域の大国として、その平和と安定の維持において、重要かつ特別な責任があります。残念ながら、中日関係は今、理想的な状態とは言えず、いくつかのこれまでにない新しい問題・リスク・試練にぶつかっています。ここ数年、日本の一部政治勢力が侵略の歴史を公然と否定し、中国を『これまでにない最大の戦略的な挑戦』と位置づけ、特定の国による中国封じ込めに追従し、『中国脅威』を大げさに吹聴し、軍備拡充の動きを加速させています。これらの悪い流れは、中日間の平和友好協力の基盤を蝕み続け、地域の平和安定という大局をも破壊しており、私たちはこれを警戒していかなくてはなりません。

 喜ぶべきは、両国関係がどのような困難や挫折に遭っても、ここにお集まりの方々をはじめとする有識者の皆さんが、常に強い意志を持って、両国の交流協力促進のために奔走し、中日の平和友好維持のために声をあげてくださっていることです。今年、私たちは『中日平和友好条約』締結45周年を記念する様々な活動を展開してきました。つい先日行われた西日本地区中日友好交流大会では、地区の各界がともに、両国の先人たちの条約締結時の初心に立ち返り、条約の重大な歴史的意義と時代的価値を改めて認識しつつ、友好の信念を固め、民間交流を推進し、両国の平和友好関係を守り、発展させていくという共通の思いを発信しました。

 平和友好こそ最大の安全保障です。両国関係が困難にぶつかったからといって友好の信念が揺らいだり、社会に否定的な声が存在するからといって迷いが生じたりするようではいけません。中日友好が双方の共通の利益に合致する、唯一の正しい選択であると固く信じ、堂々と平和友好の旗を高く掲げていくべきです。本日お集りの皆さんが重要な影響力を発揮し、両国の民間友好組織がより良い役割を果たすよう後押しし、積極的に意見や知恵を出し合い、友好交流を推進していくことで、両国民同士の認識や友好感情を深め、新時代の要求に合致する中日関係構築のためのエネルギーを集め、地域の平和安定の維持にさらなる貢献をしてくださることを願っています。

 最後に、改めまして周力団長のご来訪を歓迎し、ご在席の皆様のご健康とご多幸をお祈りします。ありがとうございました。」

 次に、大阪府日中友好協会梶本徳彦会長より歓迎の挨拶があった。

 梶本徳彦会長は、日中友好協会は新中国誕生直後の1949年に設立され、大阪府日中友好協会もその後すぐの1952年に設立されたことを紹介し、関西の日中友好運動には、「以民促官(民をもって官を促す):民間の日中友好運動が政府を日中友好へ促す」の伝統があることを強調された。

 中国人民平和軍縮協会周力副会長はスピーチで次のようなことを述べられた。

 現在、100年に一度の大変動の時代にある。人類運命共同体のもと、グローバル安全保障イニシアティブ、グローバル発展イニシアティブ、グローバル文明イニシアティブをもって人類の平和安全を守らなければならない。中日平和友好条約を再確認し、互に脅威にならず、協力パートナーとして、中日友好は両国民の利益であり、アジアそして世界平和のため、中日関係前進のため共に頑張りましょうとうったえられた。

 和やかな雰囲気の中、参加各団体の代表の挨拶があり、最後に京都府日中友好協会田中彰寿会長のご発声による“一本締め”により目出度く交流会はおひらきとなった。
                   (報告:伊関)


ご参考

グローバル安全保障イニシアティブ


グローバル文明イニシアティブ


グローバル発展イニシアティブ

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