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アメリカが中国に殴り込みをかけた理由?日本はまた高い武器を買わされる!

アメリカが中国に殴り込みをかけた理由?
日本はまた高い武器を買わされる!


 アメリカのブリンケン国務長官が日本と韓国を訪問のあと、3月18日、アメリカのアラスカ州で中国の外交トップ(楊潔チ政治局委員と王毅外相)と会談した。ブリンケンは中国から来た客人の面前で最初から中国を罵倒した。中国の側も強く反論するという異例の展開になった。

 アメリカのブリンケンは何故このような行動に出たのだろう?何でわざわざ中国の外交トップと会って、面前で相手を罵倒する必要があったのか?中国が嫌いだというだけなら、会談をしなければよいだけだ。

 昨年、2020年の11月15日、東南アジア諸国連合10か国と中国、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの間で「RCEP」(アールセップ)「東アジア地域包括的経済連携協定」が結ばれた。世界人口の30%以上を占める世界最大の自由貿易圏だ。アメリカはここに入っていない。

 アメリカにしてみれば、バイデン政権が発足する直前のことであり、最初にここに殴り込みをかけて、アメリカの存在感を示す必要があると考えたのだろう。日本や韓国に対して、「中国と仲良くしてはダメだぞ」という脅し、「同盟国」「属国」への引きしめだ。

 日本はアメリカの言いなりでブリンケンと一緒になって中国の悪口を言っているが、次に来るのは米軍駐留経費の引き上げ、もっと「思いやり予算」をください、もっとアメリカの武器を買ってください、中国製品は買わないで高くて古いアメリカの製品を買ってください、そんな「要求項目」を列挙して来るのは明らかだ。

 こんな外交をやっていては、コロナが終わったあとも日本の未来はない。

 2028年には中国はアメリカを抜いて世界一の経済大国になる。軍事的な対立ではなく、経済的な協力を進めることこそが平和的な発展の道だ。アメリカから自立した外交が求められる。(永井)
  
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