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日本のマスコミがほとんど報じない「ニュース」 №3

 日本のマスコミがほとんど報じない「ニュース」  №3 

  日本では「円安」のお陰か、街中で外国人観光客の姿をよく見かけるようになりましたが、実は中国でも外国人観光客で溢れかえっています。

 今年に入って中国で54カ国に対して実施した「144時間トランジットビザ免除」が大きく影響しています。国家移民管理局のデータによると、今年上半期に入境した外国人は前年同期比152.7%増の1463万5000人で、ビザ免除措置を利用した訪中外国人は同190.1%増の854万2000人。うち訪中旅行は同5.4倍増の436万1000人で、「144時間トランジットビザ免除」の利用者は同4倍増だそうです。

 観光地が外国人で賑わうだけでなく、「ChinaTravel」のタグがついた旅行動画も海外のSNSで人気を集めています。

 中国を旅行した外国人は中国の近代的発展やグルメ、絶景を絶賛し、「魅力ある中国」の良き代弁者となっています。外国人旅行者の爆増と平行して、「China Travel」ハッシュタグが最近、世界のSNSで広がり、関連動画の再生回数は10億回を超えているそうです。

 現実を見ることは認識を改めることにつながり、実際に行くことで本当の中国をより知ることができます。「中国旅行」は多くの外国人が「偏見をなくす」旅といえ、これまで中国に抱いていた「ネガティブイメージ」の払拭に役立っています。外国人旅行者のブロガーの多くが「これまで西側メディアに騙されていた」と書き込んでいるのも無理からぬことです。「百聞は一見にしかず」です。
 

 「144時間ビザ免除」は「改革開放」政策の一環です。それは同時に、アメリカが世界中で仕掛ける「カラー革命(騒乱)」が、こと中国に関しては“無効”であるという自信の表れとも言えます。アメリカが中国“本土”に対し仕掛けた最大かつ“最後?”の謀略=いわゆる「天安門事件」が失敗して以後、今や辺縁地での“騒乱”=「チベット」、「新疆ウイグル」、「香港」、「台湾」といった、民族的矛盾や旧植民地矛盾を利用した謀略に限定されています。数年前、中国国内で起こされたいわゆる「白紙運動」は象徴的でもありました。

 日本(+欧米)のマスコミが、同じ場面の映像を繰り返し流し続けながら、散々もてはやしたこの「騒乱」=曰く:「各地に飛び火し、中国政府に大きな打撃となった・・・ウンヌン・・・」。その割りには今やこうした報道は何ごともなかったように静かですね?!

 その実、この「騒動」はたったの2日間だけ、それも数カ所のみで終息したのを皆さんご存じでしたか?騒動の中心となった僅か数十人の(外地から来た)学生たちは、地元住民から罵声を浴びせられ、“逮捕さえしてもらえず”すごすごと退散しています。因みに、この「騒動」に対し、お決まりの如くイギリスやアメリカでも、香港の学生を中心とした連中による“連帯?行動”が細々と行われています。正直、お粗末過ぎる「コミックショー」を見ている気分でした。
 

 余談になりますが、お気づきの方もおられると思いますが、テレビの娯楽番組では、いわゆる「旅番組」が大盛況ですが、いわゆる政治的な“ネガティブ”「ニュース報道」で映し出される騒乱の光景(その実、これらのほとんどは20年近く前に起こった「テロ鎮圧時代」の映像)を除いて、「新疆ウイグル」の“現在”を紹介する「旅番組」を見たことがありますか?不思議ですね・・・。今や「新疆ウイグル」は世界各地から年間約2億人(!)の観光客が訪れる中国でもトップクラスの観光地の一つです。日本(+欧米)のマスコミは人々に何を見られたくないのでしょうね?!
 
 最近「朝日新聞」に「新疆ウイグル」の特集記事が2回続けて掲載されました。ご覧になった方も多いと思います。“逆説的!”に、実に面白い記事でした。

 取材記者の“意図”に沿った、まったくその実在さえ追認しようがない某々証言者(?)による“証言”の羅列、証言者の“表情”や“仕草”に対する、何の根拠もない勝手な「解釈?」、遙か以前の“テロ鎮圧”を、今日のウイグルの境遇にすり替えるトリック、果ては「空き地」の写真がモスクが破壊された「証拠」??・・・・

 驚くことに、これら「証拠?」の出所を、堂々と「オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)」と公言する始末です。この「ASPI」は「ファイブアイ」傘下の情報共有・操作機関の一つで、オーストラリアやアメリカ国防省が出資し、「ウイグル」や「チベット」を巡るフェイク情報を専門に流し続けている対中国謀略機関の一つであることは公知の事実です。そのことは少しネットで調べただけでも分かります。因みに、「コロナ肺炎中国起源説」もここから発信されたものです。

 極めつけは、中国国旗が掲げられた「モスク」の写真を載せ「“中国化”されるモスク」とタイトルが付けられたものです。この「モスク」、どう見ても世界中どこにでもある、何の変哲もない普通のモスクです。特に中国式(?)に“真っ赤に塗られている”わけでもなく、中国式の飾りが加えられているわけでもありません。ただ国旗が一つ掲げられているだけの写真です。「新疆」は中国ですよ。国旗が掲げられているのがそれ程不思議なのでしょうか?

 こんな写真をまるで“鬼の首を取った”ように掲載するしかない、その「説得力」や「報道力」のお粗末さに、記者は気づかないのでしょうか?
 

(*「新疆」の詳細に関しては、「忘れてはならない歴史 シリーズ(2)」=「新疆旅行記」を是非ともご参照ください)
                             2024/8/16  墨面

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