今日のテーマは「間違いの多い文章」です。
同じ例文を、一人一人順に各自が考えた手話表現をしました
一部を披露しますね。正しく伝えられたかな。
- 「お待たせしました」
→手話:[待つ][ありがとう]
- 「お待ちください」
→手話:[待つ」[お願い」
- 「私だけじゃなく、みんなサークル員です」
→手話:[私][含める][みんな][サークル員]
→手話:[私][だけ][違う][みんな][サークル員]
- 「私だけサークル員じゃない」
→手話:上の例文と同じ表現になってる人がいる???
→手話:[みんな][サークル員][でも][わたし][別]
どうでしょう。難しいですね。
どのような表現がより分かり易く伝えられるのか。
自分の思い込みや、「てにをは」によって
逆の意味にもなったりしますね。
う~、伝えたいことを正しく伝えるための
私のワインディングロードは続きます。
学習担当Kさんありがとうございました
後半は、ミニ講演です。
いつもいつも
私たちの学習をフォローしてくれる
Hさんが講師です。
今日のために資料も準備してくださいました
テーマは「ろうあ者の運転免許取得について」
「ろうあ者運転免許取得運動」により
法律上で制限としていた
道路交通法88条「免許の欠格事由」が
削除されたことなど
ろうあ者が運転免許を取得するための
活動や経緯を伺いました。
「ろうあ者運転免許取得運動」
この運動のきっかけは、
難聴青年が仕事で必要とする
車やバイクの運転免許を、
法律上の制限が理由で取得出来ず、
無免許運転を繰り返し
昭和43年に起訴されたことが発端でした。
この運動により、
ようやく平成13年に
道路交通法88条が削除。
その後に全く聞こえない人も
運転免許取得可能となるまで、
根気強い活動が
いかに長い期間を経てきたことか。
Hさんは50歳を過ぎてから
運転免許を取得されたそうです。
教習所で免許を取得するための実技の際、
通訳がいないため、教官とのやり取りはジェスチャー、
筆記のほか、伝えるためのルールを決めたそうです。
それでも意思疎通がスムーズにならない時もあり、
ご立腹もあったそうです(笑)
また、学科の受講では、救急救命などでは通訳を依頼し、
他の時は教本を頼りに出席したとのこと。
甲斐あって運転免許を取得してからは、
遠いところまで思うままに行けるようになり、
趣味を楽しんでいるそうです。
私のことですが、若い時に運転免許を取得しまして、
その当時のことを思い出しました。
若葉マークを付けても
心配でたまらない父親は、
「免許取りたてです」という張り紙を作り、
私の車の後ろの窓に付けました。
走行中、それを見た後続車が
笑
横目で笑いながら追い抜いて行きました。
夢バナナでした。