比較的よく知られた車両ですが、まずは写真から。

JR西日本福知山地区に在籍する113系3800番台です。登場したときは、走るウソ電だの究極の手抜き改造車だの散々言われた車両です。ちなみに反対側は113系の標準の前面になっています。

さて車内はどうなっているのか気になりますが、こちらも手抜きで、パテーションで区切っただけという感じになっています。よく見ると天井部分には隙間があります。

さらに運用区間も限られるため、デジタル運賃表示を省略して、印刷した運賃表で代用しています。
この3800番台、国鉄時代末期に福知山線電化のため、かき集められ耐寒耐雪改造された800番台に由来し、その後JR西日本移行後、複雑な編成組み替えや415系800番台への改造車捻出などを経て、山陰本線福知山城崎温泉間と福知山線福知山篠山口間のワンマン化のために改造されました。
ちなみに113系800番台のうち4両編成1本は、京都へ転属して、110km/h運転対応改造を受けて5800番台となり、湖西草津線で運用されていた編成もありました。
この3800番台、当初は福知山運転所の3・4両編成の113系115系と併結する運用もあったようですが、現在福知山の113系115系の3・4両編成は予備編成のみのため、そういった運用はないようです。
撮影 篠山口 2007年8月4日・25日
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