東名高速道路三ヶ日インターチェンジの隣接して、JRバス関東三ヶ日支店があります。東京~京都・大阪間の夜行高速バスドリーム号と一部の昼特急の乗務員交代をこの三ヶ日で行っています。
JRバス関東と西日本JRバスが共同運行するドリーム号や昼特急は、車両の所属に関わらず東京から三ヶ日までをJRバス関東の乗務員、三ヶ日から京都大阪までは西日本JRバスの乗務員が運転し、それぞれの乗務員は逆方向のドリーム号や昼特急を運転してして、出発地に戻ることになります。そのため効率の良い運行が可能となっています。

撮影 2011年2月11日
実際の建物はJAみっかび特産センターの2階に入居していて、現在では乗務員配置もあるようです。なお、隣接して西日本JRバスの三ヶ日泊所もあります。
ドリームなごや号は、ほとんどの便がJR東海バスの単独運行のため、JR東海バス静岡支店が近隣にある静岡インターチェンジ内の東名静岡バス停でJR東海バスの乗務員同士で交代を行い、三ヶ日では開放休憩のみで、乗務員交代は行いません。乗務員交代を行うわけではないので、三ヶ日に立ち寄る必然性は低く、2017年4月頃から浜名湖サービスエリアで開放休憩を行うようになりました(JRバス関東運行分や新東名経由を除く)。

撮影 2013年11月15日
JAみっかびの道路の反対側には、JR東海バスの乗務員休憩所があり、開放休憩中はここに詰めていました。

撮影 2013年11月15日
週末の時間帯によっては、エアロキングが7台並ぶ壮観な光景になることもありました。
このように、拠点が東名高速にあるため、新東名開通後も東名経由で高速バスの運行を続けてきましたが、今年の1月にJRバス関東は三ヶ日支店を新東名高速道路新城インターチェンジ直近に移転することを発表しました。東京~京都・大阪間のドリーム号や昼特急を新東名高速道路経由に変更することになると思われます。
インターチェンジの隣接地に、JRバスの営業所や宿泊所を建設する計画で、現地では宿泊所と思われる建物が建設中でした。

撮影 2021年8月11日
これに合わせて、新城インターチェンジに隣接する道の駅に昼特急のバス停を新設する予定で、バスの乗り入れも出来そうな構造になっていました。
なおJR東海バスは前述の通り、東名静岡インターチェンジに隣接して静岡支店があり、東名ハイウェイバスの基地でもあるため、ドリームなごや号系統は東名高速道路経由が続くと思われます。