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にしみの鉄道情報局付属ブログ

JRバス関東新城支店

2021-12-11 | バス(路線・事業者)

東京大阪間のJR高速バスは、原則東名高速道路経由でした。それは三ヶ日インターチェンジ隣接地にJRバス関東三ヶ日支店があり、ここで乗務員交代を行っていたためで、新東名高速道路全通後もそれは変わりませんでした。 2021年になって、東京大阪間の高速バスを自然災害などにも強い新東名高速道路経由に変更するため、それに伴って乗務員交代拠点を、新東名高速道路新城インターチェンジの隣接地に移転することになりました。

参考 2021/9/7 JRバス関東三ヶ日支店の移転

実際には10月28日から、新東名高速道路経由に変更され、インターチェンジ付近にJRバス関東新城支店が開設されました。実際の建物は見ての通りコンビニとして建設されたもので、開業すること無くJRバス関東に譲渡されたようです。隣接地には宿泊所も新設されました。

 

 

隣接する道の駅もっくる新城には、昼特急のバス停が新設され、乗務員交代と開放休憩がおこなれます。なおドリーム号は開放休憩ではないため、道の駅には入らず、新城市の道路防災基地を兼ねた、道の駅の臨時駐車場で乗務員交代が行われているようです。

 

撮影 2021年11月20日


JRバス関東三ヶ日支店の移転

2021-09-07 | バス(路線・事業者)
東名高速道路三ヶ日インターチェンジの隣接して、JRバス関東三ヶ日支店があります。東京~京都・大阪間の夜行高速バスドリーム号と一部の昼特急の乗務員交代をこの三ヶ日で行っています。
JRバス関東と西日本JRバスが共同運行するドリーム号や昼特急は、車両の所属に関わらず東京から三ヶ日までをJRバス関東の乗務員、三ヶ日から京都大阪までは西日本JRバスの乗務員が運転し、それぞれの乗務員は逆方向のドリーム号や昼特急を運転してして、出発地に戻ることになります。そのため効率の良い運行が可能となっています。


撮影 2011年2月11日

実際の建物はJAみっかび特産センターの2階に入居していて、現在では乗務員配置もあるようです。なお、隣接して西日本JRバスの三ヶ日泊所もあります。

ドリームなごや号は、ほとんどの便がJR東海バスの単独運行のため、JR東海バス静岡支店が近隣にある静岡インターチェンジ内の東名静岡バス停でJR東海バスの乗務員同士で交代を行い、三ヶ日では開放休憩のみで、乗務員交代は行いません。乗務員交代を行うわけではないので、三ヶ日に立ち寄る必然性は低く、2017年4月頃から浜名湖サービスエリアで開放休憩を行うようになりました(JRバス関東運行分や新東名経由を除く)。


撮影 2013年11月15日
JAみっかびの道路の反対側には、JR東海バスの乗務員休憩所があり、開放休憩中はここに詰めていました。


撮影 2013年11月15日
週末の時間帯によっては、エアロキングが7台並ぶ壮観な光景になることもありました。


このように、拠点が東名高速にあるため、新東名開通後も東名経由で高速バスの運行を続けてきましたが、今年の1月にJRバス関東は三ヶ日支店を新東名高速道路新城インターチェンジ直近に移転することを発表しました。東京~京都・大阪間のドリーム号や昼特急を新東名高速道路経由に変更することになると思われます。
インターチェンジの隣接地に、JRバスの営業所や宿泊所を建設する計画で、現地では宿泊所と思われる建物が建設中でした。


撮影 2021年8月11日

これに合わせて、新城インターチェンジに隣接する道の駅に昼特急のバス停を新設する予定で、バスの乗り入れも出来そうな構造になっていました。

なおJR東海バスは前述の通り、東名静岡インターチェンジに隣接して静岡支店があり、東名ハイウェイバスの基地でもあるため、ドリームなごや号系統は東名高速道路経由が続くと思われます。

防長交通

2020-06-08 | バス(路線・事業者)
大手私鉄のグループ鉄道バス会社は近年再編が進んで、沿線及び準沿線以外の路線バス事業者をグループ傘下から外す動きが出てきています。名鉄グループでは、網走バスなどがグループ傘下から外れ、沿線外の鉄道バス会社は宮城交通と北陸鉄道ぐらいになっています。東急グループも、北海道のグループ会社は軒並み傘下から外れ、じょうてつと網走交通だけが残っています。

近鉄グループでも沿線4社(近鉄バス・奈良交通・三重交通・名阪近鉄バス)以外にも、井笠鉄道(井笠バス)や中国バス、琴参バス、大分バスなどがグループ傘下にありましたが、経営悪化などでグループ傘下から離れています。
現在、沿線以外のバス会社は和歌山の明光バスと、この山口の防長交通のみとなっています。


撮影 東萩駅前 2008年9月6日



撮影 徳山駅前 2020年1月24日


バスの塗装は、オリジナルの塗装があるのですが、近年近鉄バスからの移籍車が増え、いずれも近鉄バスの塗装の社名ロゴだけを変えて対応しています。近鉄グループ傘下のバス会社でも取り付けることが少なくなった、左後輪の巻き込み防止カバーを取り付けた車両が多く見れれるのも特徴の一つです。
ちなみに、同社のエリアは広く、岩国市周辺を除く山口県東部で、萩市や長門市などの日本海側にも広がっています。

京都市バスの前乗り化2

2019-12-08 | バス(路線・事業者)

3月から京都市バスの100系統と東山シャトルバスで前乗り化を行っていますが、来年度に均一の全系統を前乗りにする方針だそうです。混雑緩和や終点バス停での降車時間の短縮がメリットとして挙げられますが、現在市内中心部に入ってくる整理券系統は、8系統や29系統、69系統、73系統、33系統などごくわずかになっていて、前乗りでも運用上問題ない状況になってきたのだと考えています。

現在整理券系統の洛西地区の系統は、阪急バスや京都交通との併走区間が多く、運賃が230円を超える系統がほとんどなのですが、同じく整理券系統が多い京都市南部の伏見区の系統は長岡京駅に乗り入れる南2系統以外と洛西地区に乗り入れる南1系統以外は、運賃の上限が均一の運賃と同じ230円です。南部の整理券系統は、前乗りの信用乗車を取り入れることができるかもしれません。





100系統に入る可能性のある一般車の入口表記はサボですが、洛バス仕様車(急行100系統専用車)では、完全に前乗りだけになるので、中ドアには出口のステッカーがはられています。
この前乗り化によって、最近問題になっているバス車内への大型のキャリーバッグ持ち込みの有償化があるのではないかと。一日乗車券を持っている乗客に降車時に余計な運賃を請求すると、小銭などの問題からトラブルのもとになりますが、乗車時に荷物料金を請求すれば、まだトラブルが少ないのではないかと考えられます。

あと、前乗り化は小手先の混雑緩和なので、京都市も本格的に連接バスの導入を検討したほうがいいのかもしれません。205・206系統限定であれば、京都駅前のバスターミナルと北大路バスターミナル以外は問題なく走行できそうなので、乗り場と京都駅付近のルートを工夫すれば十分に可能なのではと思います。

撮影 2019年11月16日

15年目の東海道東京-京都 鉄道を使わない旅 8日目・9日目

2019-11-16 | バス(路線・事業者)

15年目の東海道東京-京都 鉄道を使わない旅 6日目・7日目からの続き。

8日目
36本目 奈良交通 48系統 奈良富雄学園前線 近鉄奈良駅-学園前駅
奈良駅学園前間は変わらず運行していますが、この系統の派生の尼ヶ辻駅から県総合医療センター行きの区間便と、数本の富雄駅行きは廃止になっています。酷道として有名な国道308号線を経由するこの路線は、この後も何度も乗車しています。





撮影 2009年8月8日


後日撮影した東坂での学園前駅発奈良行きの国道308号線への左折シーン。この交差点、間口が狭いので、道路右端いっぱいまで車体を振ってから左折します。


37本目 奈良交通 8系統 学園前北線 学園前駅-西登美ヶ丘5丁目
2006年のけいはんな線の開業のとき、西登美ヶ丘5丁目から学研北生駒駅まで延伸し、西登美ヶ丘真弓線と路線名が変わっています。

38本目 奈良交通 92系統 上大町生駒線 西登美ヶ丘5丁目-俵口(生駒駅北口行き)
2006年のけいはんな線の開業のとき、前の系統とは逆に西登美ヶ丘5丁目から学研北生駒駅まで短縮されています。

39本目 奈良交通 79系統生駒田原線 俵口-田原台1丁目(生駒駅北口発)
当時から大きな変化はなく運転しています。

40本目 四條畷市コミュニティバス 田原1ルート 田原台1丁目-四条畷駅
田原台から四條畷駅までは、当時と同じように運行していますが、四條畷市コミュニティバスは年々忍ケ丘駅への乗り入れが減少していて、四條畷駅止まりが大半となっています。

41本目 京阪バス32系統 高宮四条畷線 四条畷駅-京阪寝屋川市駅 
当時とルートが異なり、イオンモール四條畷に立ち寄るようになっていますが、それ以外は大きな変化はありません。四條畷寝屋川の直通運行はかなり減少していて、イオンモール四條畷での乗り継ぎの方が多く運行されています。


9日目
42本目 京阪バス 22系統 寝屋川北部線 京阪寝屋川市駅-香里園駅
当時と同じルートで現在も運行しています。

43本目 京阪バス 9A系統津 田香里 香里園駅-枚方市駅
当時と同じルートで現在も運行しています。

44本目 京阪バス 39系統 出屋敷線 枚方市駅-京阪くずは駅
当時と同じルートで現在も運行しています。

45本目 京阪バス 52系統 樟葉中書島線 京阪くずは駅-中書島
2005年4月に廃止になり、樟葉と京都市内は直接バスで移動できなくなりました。
ただし、京阪くずは駅~松井山手駅~まちの駅イオン久御山~中書島と迂回すれば、バスで京都市内に入ることができます。なお、松井山手駅~まちの駅イオン久我山間は2018年に新設されたので、それ以前は枚方市駅~穂谷~新田辺駅~宇治田原~宇治駅~近鉄大久保駅~まちの駅イオン久我山と迂回する必要がありました。まちの駅イオン久我山への路線バスがなかった頃は、大久保駅から淀駅を経由すると京都市内へバスで乗り継げたようです。

46本目 京都市交通局 81系統 中書島-京都駅
中書島駅にバスターミナルができたことによる乗り入れや竹田駅経由への変更などがありましたが、大きく変化なく運行しています。



撮影 2016年5月26日




現在、東京京都間を鉄道と高速バスを使わず、長距離徒歩なしでの旅はかなり難しい状況になっています。もし現時点で行うとしたら、浜松までは同じルートですが、浜松からはかなりルートが変わります。

浜松駅~湖西市役所~境宿西~徒歩~一里山~豊橋駅~伊良湖岬~伊勢湾フェリー~鳥羽~~空港アクセス港~三重会館~久居駅~竹原~伊勢奥津駅~名張駅~上野市駅~月ヶ瀬~JR奈良駅~略~くずは駅~松井山手駅~イオン久我山~中書島

このようなルートになるのではと思います。伊勢と松坂の間は路線バスが途切れましたが、鳥羽伊勢から一般道経由の津の空港アクセス港行きの特急バスが運行されていて、なんとかバスがつながっています。またこれらのルートは平日1本のみの路線があり、徒歩を挟まないバス乗り継ぎでは事実上、同じルートをたどるのが難しくなっています。

大学の研究室にいた時、研究の合間で行った旅で、何箇所かはもう一度乗ってみたい路線があります。奈良交通の奈良駅学園前駅間は再訪できましたが、それ以外はまだ出来ていません。