トライアングルの部屋

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仙台在住で大の阪神ファン

おたふく 山本一力

2011-06-07 13:12:36 | 本 2011年

日本中の特選品のみを扱う大店
特選堂の次男として育った裕次郎が
独立して弁当屋を開く話

山本一力さんの作品の
商人の生活はいつもおもしろい

札差が棄捐令により
武士の借金を帳消しにされたため
余分なお金を一切使わなくなった

今まで贅沢の限りをつくしていた札差たちが
実は江戸の町の経済
広くは日本の産業を
支えてきたことが
棄捐令発布後にみんなが気付く

士農工商と
おだてられた武士だが
その生活は悲惨なものだったらしい

いつもながら
お茶や菓子の表現は
たまらない

客としてお茶を何回かに分けて飲むシーン
どんな大きな湯飲みなんだ?
客だからすし屋のような
大きな湯飲みじゃあるまいし

カッカとなっている人には
熱いお茶を出すと
冷めるまで時間がかかるから
気持ちの昂ぶりを抑えられるって
なるほどね

裕次郎の弁当屋 梅屋のおにぎり
梅干が入り
塩がきいて・・・
塩分が気になる・・・

多くの弁当を作ることになり
仕出し屋に手伝ってもらうのだが
手間賃はどうなるのだろう

本の題
おたふく??
おたふくの話は最後のほうに少しだけじゃないか

梅関連の題のほうがいい
梅一番とか
コメント
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