トライアングルの部屋

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仙台在住で大の阪神ファン

図書館の神様 瀬尾まいこ

2018-04-13 06:33:20 | 本 2018年
そしてバトンは~」を読んでから
瀬尾さんの作品をまた読みたくなり
この本に!

相変わらず読みやすい文章が続く

主人公 早川清(はやかわきよ)
キヨとは代々早川家に続く名前だそうな

なんと先代は犬

その前は母方の祖母

学生時代バレー部で活躍していたが
あることで挫折

その後バレーに触れたくて
高校の講師になったら
バレー部の顧問になれるのではと
思ったが
そうスムーズにはいかず
国語の講師だったせいもあり
文芸部の顧問に

部員は垣内君一人

私生活では不倫中

早く別れたらいいのにと思って
読んでいたら
声がどうしても聞きたいとき
電話したら
「困るんだけど」と言われて
別れを決意

いいことだ

さっぱり別れたら
いいことが待っているよ

この話も
悪人は出てこない
不倫相手の浅見さんだって
いい人

そして弟が
めちゃくちゃいい子

声がどうしても聞きたくて
不倫相手に冷たく断られたとき
話を聞いてくれたのは
弟の拓実くん
(海好きな設定だから拓海にすればよかったのに)

彼には不倫のことも全部話していて
一緒に食事をしたこともあるくらい

こんな何でも話せる弟がほしかった・・・

バレー部の顧問になれたらいいのにと
ずっと思って読んでいたけれど

高校教師の試験に受かり
近いうちになれるのではと
新しい世界が待っている気がする

図書館の神様という題は
失恋した時も含め
図書館で過ごした時間が
心を癒してくれたところから?

印象に残ったところ

川端康成の作品の中に出てくる
「黙るべき時を知る人は、同時に言うべき時を知っている」
科学者アルキメデスの言葉らしいけれど
コメント
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