トライアングルの部屋

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仙台在住で大の阪神ファン

ゲームセットにはまだ早い 須賀しのぶ

2015-02-06 09:00:14 | 本 2015年
新潟の過疎地にある三香田市
そこのクラブチーム
三香田ヴィクトリー関係者の苦悩のドラマ

プロや高校野球のドラマはあるが
アマチュア野球は初めて読む

最近観た野球物の映画より
ずっとおもしろい
一球一球心を込めて書いてあるという感じ

各章ごとに主人公がかわる設定

第一章
夢の賞味期限

佐久間運輸野球部に所属する高階圭輔
プロからのドラフト指名確実と言われていたのに
指名はなく
泣く泣く社会人野球へ
その部も廃部になろうとしている

そこへ三香田ヴィクトリーの女性マネージャー
安東が彼をスカウトにやってくる

第二章
たからものを探して

安東心花
大手スーパー所属
入社三年目で三香田店に配属になる
三香田ヴィクトリーのマネージャーになるまでと
なってからの苦労話プラスやっててよかったな

第三章
神の一球 悪魔の一球

捕手の尾崎
大学時代ピッチャーの村上目当てに
プロからスカウト連中が大勢来ている試合で
今日は打つなという暗黙の了解の中
彼からホームランを打ってしまう
そして仲間からの無視

そのピッチャーと社会人になり
再び対戦することに!!

第四章
ミスター・ヴィクトリー

三香田ヴィクトリーの4番でキャプテンの國友
腰痛を抱えながら
全国大会目指してがんばっているが
体も思うようにならず
妻や息子たちともギクシャクしてくる

第五章
プレイボールをもういちど

かつては巨人に在籍していたこともある直海

素行が悪く首になり
本人も野球嫌いに・・・

そんな直海を野球に連れ戻したのは
三香田ヴィクトリーの監督片桐

かつて高校野球監督として
甲子園で旋風を巻き起こし
その後マレーシアで野球を教えていた

そのマレーシアで直海と片桐は出会う
片桐のため三香田ヴィクトリーに一緒にやってきた直海

相変わらず態度は最悪
彼は心を変えて
再び野球に情熱を捧げるようになるか?

感動のラスト!!

あれ???肩すかし・・・
余韻を残して・・・

プロの世界は
NPBと独立リーグがあり
アマチュアには
会社登録(企業チーム)と
クラブチームがある




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