狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

出汁(ダシ)

2008-02-13 17:25:16 | 暮らし


普段何も言わなくともお昼の用意をしてくれるカミサンが
「ダシを取って」という。こういう時のお昼は「ニューメンか
うどんかそば」の何れかに決まっている。


料理の腕前はカミサンには敵わない、何故かお昼の時だけたまに
ダシを頼まれる。僕が取るダシは「鰹の荒削りと羅臼昆布」から取る
カミサンが居ないときの為に独り分の大きさに切った昆布をタッパに
入れて保存している。鰹の荒削りも大体置いている。


出汁は僕が取った方が美味しい・・と言うのである。
照れる話だが、頼まれたら断る理由もないから、二人分約800ccの
ダシを取ることにした。10cm角の昆布を二枚、水洗いをして水分を
取り、1000ccの水を入れた鍋に入れてから火を入れる。



沸騰する前に火を止めて約5分、昆布を取り出してから火をつけ、鰹節を
30g程度入れ弱火で10分煮込むと、大体良いダシが取れる。後は薄口
醤油と旨口醤油とで味を調えたら、めんつゆは完成である。



何時もの通り作ったつもりだったが、可成りいい出来に仕上がって
いた微妙な火加減か醤油の塩梅か、兎に角旨いうどんが食べられた。



・・と、ココまでならどこの家庭にも有る話だろう。
僕はダシを取った残りの昆布を細く切り、荒削りのの鰹節も食べ易い
大きさに切りお皿に盛って食卓へ。乾燥させて「フリカケ」を作る手も
あるが、大抵はそのまま食べる。ご飯のおかずにするときは醤油を
かけるが、今日はうどんだったのでそのまま頂いた。



時には夕食時のお酒のつまみにしたりして、兎に角ダシを取った残り
のものも全部食べる。


同じ材料で取ったダシでこんなに違いが出ようとは、常にこの味が
出せる人がプロの料理人になれるのでしょうね。僕のようにマグレ
で旨いダシが取れても自慢にはなりませんね。





整髪

2008-02-13 00:33:58 | 暮らし



天気はまあまあだったけれど、寒かったです。
13日は雪~曇りの予報が出ています。


二階の僕の部屋は北側に窓があり、強い北風が吹くと、築29年の
建具は隙間風を止めることが出来ず、遠慮無く部屋に入って来ます
余り寒いと、寝ていても頭だけが冷たくなって目が覚める事も有り
ますよ、ハハハ。勉強するときには「頭寒足熱」で良いのでしょう
がねぇ~今もガタゴトと窓が揺れていますよ。



「伸びましたね~」と店主。
「12月以来だからね」と私
二ヶ月ぶりに整髪に行ってきました。床屋に行った最大の理由は
僕自身が伸びた髪が鬱陶しくなったからです。床屋は子供の頃から
厭でした。入った途端涙が出てしまうのです。



昔の床屋独特の、石鹸の匂いともつかない、ポマードの匂いとも
つかない、妙な匂いにアレルギー反応を起こして仕舞うのでした。
長じてからも、しばしば上司にまで「床屋へ行け」と言われる始末
親父が元気な時には、親父からも「床屋へ行け」・・と言われて
いました。



行きつけの床屋が突然廃業したのが3年前。以来、ここという床屋が
見つからず、床屋嫌いに勢いがついて仕舞いました。それでもここ
1年は同じ床屋に通っています。他の床屋に比べたら仕事は早いです
ただ、整髪料は4000円と他の床屋より500円から300円ほど高いです。



じゃ、何故そこに通うかと言うと「早さ」でしょうか、40分位かな。
それともう一つには、余り喋らなくていいからです。


彼方此方の床屋を彷徨っていたころ、某床屋では、ひっきりなしに
喋りまくり、髪を切る手さえ止めて話し続けます。お陰で1時間半も
椅子に縛られて、聞きたくない、話したくない事まで聞かされ答えを
求められました。とんでもない床屋でした、二度と行きません。


今は昔のように、床屋に入っても涙目にはなりません。
換気もされているせいでしょうか、匂いも気になりませんね。
吹き込む北風の影響もあるのでしょうが、頭が寒々しいです。