狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

子は親の鏡

2008-02-25 01:15:41 | ひとりごと


時折雪が降る寒い一日でした。


PHP文庫「子どもが育つ魔法の言葉」の中に
ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス/石井千春 訳で
「子は親の鏡」という詩が載っていました。実際の「詩」は
もっと長文ですが「子は親の鏡」という言葉だけは昔から
一人歩きしていて、学校の先生などから、何度も聞かされた
言葉です。



千葉で起きた、イージス艦と漁船の衝突事故において、その
詳しい状況が連日TVのニュースに流されています。
その中に乗組員の証言として「相手がよけてくれると思った」
と、ありました。



これを聞いたとき「官尊民卑」という言葉が先ず浮かんで
きました。次に浮かんできたのが「子は親の鏡」です。


この「相手がよけてくれる・・」いち自衛隊員がそう思うと
いうことは、それはそのまま「上層部がそう考えている」のだと
思います。まさしく「子は親の鏡」ではないでしょうか。


役人だから偉いのでしょうか?
維新の以来続いてきた「官」の驕りです。


事故の詳しい状況はこれからもTVなどで報じられるでしょう
防衛庁長官の責任論も取り沙汰されていますが、先ずこういう
「官尊民卑」的な考え方を持つ自衛隊幹部の一掃から始めて
もらいたいと思います。その後に責任をとるのが筋道では
ないでしょうか、僕はそう思います。


自衛隊員が漁船に気が付いた時直ぐに回避行動をとっていたら
この事故は起きなかったはずです。悔しい事故です、悲しい
事故ですね。