神楽坂の少し入った所にある赤城神社。
鎌倉時代1300年に牛込に創建され、1555年にこの地に遷座されたという、
とても歴史ある神社との事です。
近年「赤城神社 再生プロジェクト」が進行中だそうで、これは老朽化した社殿全体の建て替えや、
神社の隣にありながら神社の収入源でもあった閉園した幼稚園の跡地に、
神社資産の土地売却を伴わない定期借地権（約70年）の等価交換を提案するといった、
とても長い期間で考えられた再生プロジェクトのようです。
なかなか珍しい手法で行われるこのプロジェクト、とても興味深いですね。
他の寺社仏閣や地方の神社などで行われても面白いかもしれません。
この再生プロジェクト、デザイン監修は建築家の隈研吾さんが担当しているそう。
マンション部分も隈さんのデザインで、これもまたなかなか何とも言えない意匠（笑）
何と2011年度のグッドデザイン賞にて住宅部門、ビジネスソリューション部門で受賞したそうです。
社殿はガラス張りで、古くからある神社の厳かな雰囲気こそ薄らいでいるものの、
逆に空や都市の景観に調和する佇まいはここならではという印象でした。
（この日の夕焼けの美しさも相まって、素晴らしい景観に日頃の疲れも取れたような気持ちです）
