先日、鎌倉にある神奈川県立近代美術館 鎌倉館に行きました。
目当てだったのは石元泰博さんの「桂離宮」です。
正直最初は綺麗な作品を見れたらなーくらいの気持ちだったけど、
作品を見て衝撃を受けました。
隅々まで緊張感というか意識の行き届いた完璧な構図。
まるで幾何学構成の連作を見ているような美しさ。
ゼラチンプリントの豊かなグラデーション。
ちょっと大げさかも知れないけれど、
自分の中の写真観が崩れてしまったほど。
同時に奥の深い写真の世界を見れた事にも感謝・感激でした。
ツイッターで教えてもらったんだけど、この鎌倉館、
建築家・坂倉準三は桂離宮をイメージして設計したというのを聞きました。
石元さんの作品をこの場所で見れた事も感慨深いものがありますね。
たしかに美術館の建築や環境もとても美しくて、
嫁さまと写真を撮りながら小一時間ほどぶらぶらしてました。
石元さんの作品を多数収蔵している高知県立美術館にも是非行きたい!と考えています。