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au iida INFOBAR A01

2011-05-18 | デザイン

先日、auのiidaブランドから「INFOBAR A01」が発表されました。
まあ出るとは思っていたけど、思ったより早く、しかもかなり完成度が高そうです。

外観的にはINFOBAR以外ナニモノでもない外観、といいたいけど、
もはや「BAR」じゃないよ~とつっこみたい!INFOBOARDのほうが?
まあそれは置いておいて、下の3つのキーも初代のINFOBARを彷彿とさせる立体感のあるキー。
サイドも極力しぼられていて、とても薄く見えそうですね。

まあ外観的には世界観も確立されていて、しかも余す事無く表現されてるので間違いはないし、
INFOBAR以上でも以下でもなさそうです。

個人的に今回のトピックは画面デザイン「UI」の部分が気になってます。
詳細は下の動画。




最も印象的なのがホーム画面の見せ方の新しさ。

一つ目はAndroid OSもiOSにしてもスクロールは基本左右方向だったのが、
このINFOBARは上下方向にスクロールするところ。
これは縦長の液晶の特性からすれば間違いなくこちらの方が見やすいと思います。
まあ人の指の作りからすれば左右の方が使いやすい、という意見もありそうだけどその辺は使って判断してみたいです。

もう一つはホーム画面の作り方が今までのiPhoneのようなアイコンが整然とならぶものではなく、
いくつかのアプリケーションとアイコンがシームレスに起動しているところでしょうか。
アイコンもだらだら並べるのでなく、自分でセクションバーというものを使って、
ホーム画面のアプリケーションやウィジェットをカスタマイズできる部分。


このUI部分のデザインを担当されたのは、
ウェブデザイナー/インターフェースデザイナーである中村勇吾さん。
ユニクロのウェブサイトやその他多くのインタラクティブなデザインを手がけてきたデザイナーです。

とにかく動画だけでは何とも分かりにくいので早く実機を触ってみたいですね~


一つ懸念してるのは、このようなインターフェースが今後進化しつつ、
どのようにauのケータイに深化、浸透していくかどうかだと思います。

iPhoneの良い部分として、iPhoneが出た時から一貫して同じアプリで動作し、
その中で足りない部分や必要なものをその操作感を変えずに進化している部分だと思います。

一発屋の芸人みたいに続かなければ意味が無いです。
そして今までのガラケーというのは単発のみで深化しないのが多かったように思います。

これからスマートフォンが携帯市場に浸透していき、その中で競争が激化していくのならば、
各キャリアとも、統一されたユーザビリティを確立させなければならないんじゃないかと思います。

とにかく、スマートフォン界の中で台風の目になると思われるこのINFOBAR A01、
市場にどのような受け入れられ方をするか、要チェックですね~

au iida