アップルの新製品の中でも最も話題になってるのがこのマジックマウスだろうか。
名前はなんか「?」が浮かぶ変な名前だがマウスとしての進化はすばらしいんです。
従来のようなスクロールのキーなどをすべて取払い、あるのは張りのあるサーフェスのみ。
一見しただけではマウスに見えないかもしれないくらいミニマルな佇まいです。
といってもまだ実物を見てないのでわからないですが。絶対きれいなはず!
このスタイリングはノートPCのタッチパネル部の機能でもおなじみの
マルチタッチをマウスに応用する事で実現したものだけど、
アップルは本当に技術的な進化を自然にさらっとした美しいデザインで見せるのがうまいな~と
今回本当にしみじみ思いました。
いつも工業製品をデザインしている身にいると、
技術的要素を自然にデザインするって言うのはなかなか簡単にはいかなくて、
どうしてもその事を誇張したような表現であったりしてしまう。
誇張というか主張かな?
主張しないと従来との比較時に違いがわかりにくいとか言われる。
iPhoneもそうだけど、日本のケータイ文化はとてもデザインのサイクルが早くて、
半年もすると古いデザインになって、ものに対する愛着もなくなっていく感じがする。
iPhoneの形状はこの2年変わらないけど、ソフト部分の進化によってか全く古くならない。
それどころか最近はハードとソフトのデザインがうまいところでピントが合って、
ようやくiPhone本来の形状としてみれるようになったように思える。
デザインというのは、単純に外観やソフトの構成ではなくて、
もっと総合的な、わかりにくいけど「空気」みたいなところから創っていくものなのかな?と
思ったのでした。