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1型糖尿病の新たな治療に関する有望な進歩

2015-08-09 06:50:35 | 免疫
Promising progress for new treatment of type 1 diabetes

July 30, 2015

http://www.sciencedaily.com/releases/2015/07/150730081148.htm

ウプサラ大学のStellan Sandler教授の研究グループのPhD studentのDr. Kailash Singhは、1型糖尿病マウスモデル/T1Dでの制御性T細胞/Tregを研究した

このマウスでのTregは機能が変化していて、抗炎症性タンパク質のIL-35の代わりに、炎症性タンパク質を産生していた

※IL-35: Foxp3+Tregが恒常的に産生している抗炎症性タンパク質。CD4+CD25+Tregの増殖とIL-10産生を誘導し、エフェクターT細胞の増殖とTh17細胞の分化は抑制する


Sandler教授の研究チームはストレプトゾトシンによりT1Dを誘導したマウスモデルでは、T1D誘導後でもIL-35の投与がT1D発症を防いだ
2日間連続してconsecutive糖尿病にかかった状態diabeticだったマウスにIL-35を投与すると、血糖は正常化した

別の糖尿病モデルのnon-obese diabetic/NODマウスでも同様の結果だった
どのマウスモデルでも、IL-35を中断interruptionしても糖尿病が再発returnすることはなかった

T1D患者でもIL-35の濃度は低かった
研究者はTregの変化を説明する新しいメカニズムを発見した


http://dx.doi.org/10.1038/srep12633
Interleukin-35 administration counteracts established murine type 1 diabetes – possible involvement of regulatory T cells.

Abstract
MLDSTZでTregは増加したが、このTregは抗炎症性サイトカインが減少し (IL-10, IL-35, TGF-β)、炎症性サイトカインが増加した (IFN-γ, IL-2, IL-17)

※MLDSTZ:
複数回/頻回低用量ストレプトゾトシン投与によるT1Dモデル
multiple low dose streptozotocin induced (MLDSTZ) T1D model [27]


Introduction
PanらはIkaros転写因子ファミリーの一つEosがFoxp3とともにTregの抑制性機能の維持に必須であることを示した [26] が、Eosの自己免疫疾患/感染症における役割は研究されていない


Figure 11:
Tentative outline of IL-35 mediated protection against T1D in MLDSTZ.
仮説の概要




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http://www.sciencedaily.com/releases/2014/06/140614192638.htm
Reversal of type 1 diabetes in mice may eventually help humans

以前、非肥満糖尿病マウス/non-obese diabetic miceでは自然免疫細胞に欠陥があり、TLR4がT1D発症の予防において保護的な枠割を演じることが報告されている
 

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