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転移する癌は骨組織を変化させる

2015-08-27 06:52:08 | 
How cancer cells alter bone tissue

August 17, 2015

http://www.sciencedaily.com/releases/2015/08/150817090052.htm



骨へ移動する癌細胞は、カテプシンK/cathepsin Kを発現し始めるというユニークな特徴を獲得する

カテプシンKは主に骨で見られるタンパク質で、破骨細胞osteoclastsによって分泌される
移動する癌細胞によるカテプシンKの産生がなぜ重要なのか?
それはこれまで謎のままだった


フライブルク大学のShastriとChristensenたちは、
移動する癌細胞によるカテプシンK産生が、骨環境で生き残る能力を促進することを発見した
細胞培養実験でカテプシンKはマトリックスメタロプロテアーゼ-9 (MMP-9) を活性化した

 カテプシンK→MMP-9

MMP-9は腫瘍発達の重要な調節因子である
MMP-9は骨のマトリックスを分解して、到着した癌細胞が新しい環境に適応して生存できるようにする

さらに、MMP-9は特定の要素を活性化して新しい血管の形成を活性化し、腫瘍へ栄養をもたらす

こうして癌細胞は骨に到着すると多くの道具を使って微小環境を作り替えて、それはやがて腫瘍になる


http://dx.doi.org/10.1186/s13104-015-1284-8
Matrix-metalloproteinase-9 is cleaved and activated by Cathepsin K.
MMP-9は、カテプシンKによって切断されて活性化される


Background
MMP-9は腫瘍進行において重要な役割を演じ、血管形成angiogenesisを増加させることが示されている [1]

※[1] http://www.biomedcentral.com/pubmed/18328424
Matrix metalloproteinase-9 is required for tumor vasculogenesis but not for angiogenesis: role of bone marrow-derived myelomonocytic cells.
(MMP9は腫瘍の血管形成vasculogenesisに必須だが、血管新生angiogenesisにとっては必須ではない: 骨髄由来の骨髄単球性細胞の役割)

MMP-9は骨の発達と修復にとっても重要であることが示されている
MMP-9ノックアウトマウスは成長板growth plateの血管新生vascularizationの変化ならびに発達中の骨化ossificationの変化を示し、実験的に誘導された骨折の修復は遅れた [11], [12]


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