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CHD4の阻害はAML治療の有効性を高める

2015-10-24 06:58:36 | 癌の治療法
Preclinical study shows potential to increase the effectiveness of leukemia treatments

October 13, 2015

http://www.sciencedaily.com/releases/2015/10/151013144034.htm

バージニアコモンウェルス大学マッシーがんセンターの研究チームは
chromodomain helicase DNA-binding protein 4 (CHD4) というタンパク質の産生を阻害する前臨床試験で
急性骨髄性白血病acute myeloid leukemia/AML治療に対する化学療法の有効性を高めることを示した

Blood誌で報告された研究によれば、
AML細胞でCHD4タンパク質を枯渇させるとDNAの損傷を修復する能力が低下し、標準的な化学療法に対しての感受性が上昇する

重要なことに、健康な骨髄細胞の感受性は上昇させず、その増殖にも影響しなかった


CHD4は腫瘍抑制遺伝子のサイレンシングに関与する酵素であり、最近DNA損傷の修復にも関与することが示されている
前臨床実験では、CHD4の欠乏がAML細胞の寒天培地でのコロニー形成能やマウスモデルでの腫瘍形成能を強く制限することが観察された

さらに、AML細胞でCHD4の産生を阻害すると、ダウノルビシンdaunorubicinとシタラビンcytarabineへの感受性が上昇した
どちらもAMLの治療で最初に使われる標準的な化学療法薬である

「この研究は、エピジェネティックな調節因子が遺伝子発現に与える分子プロセスを理解するためのチームの努力から成り立っている」
マッシーがんセンターのディレクター、Gordon Ginder, M.D.は言う

「これからの研究でCHD4がAML細胞の白血病を生じる能力を低下させる詳細なメカニズムを明らかにし、この重要なタンパク質を標的とする方法を探る予定である
CHD4が酵素としてはたらくという事実は、それが創薬可能druggableであることを示唆する」


http://dx.doi.org/10.1182/blood-2015-03-631606
CHD4 sensitizes AML blasts to genotoxic agents and reduces tumor formation.
 

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