日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

統一地方選挙間近。一人世帯を応援する議員がいないのは、チャンスなのでは?

2015-03-10 05:36:22 | Weblog
選挙で、ママたちの応援とか言いますが、本当に支持を集められるのでしょうか?

私のような単身者は子育て支援に、あまり興味がありません。応援すると子どものいない世帯は、税負担が重くなると分かっているからです。

選挙で、あまり他の候補者が言っていない、ある一定の有権者の票を獲得するなら、単身世帯の擁護を前面に打ち上げていくことです。

単身世帯がどれくらいいるかというと、一般世帯は24.9%、高齢者で25%、生活保護世帯で75.6%にもなります。

一般的に、単身者は2人世帯以上よりも、貧困率が高いのです。その一方で、本人控除以外に国の控除が得られていないので、重税感が高い。

子育てで国の役にたってきた世帯と比較して、子どもを作らなかったり、独身で遊んできた連中に、お金を回す必要がないという意見を聞いたことがありますが、その子たちが、ちゃんと働いて、将来国に税金を納められるようになるかどうかは、分からないでしょう。

かつての自民党は専業主婦主義、家族主義が多かったですが、家族という保守的な形態が崩れるのを、過度に恐れていたと思います。

単身世帯が、東京で一番多いのは中野区ですが、学生が多いだけではなく高齢者も多いので、実に世帯数の60%が単身世帯になっています。

ドイツでは40%が単身世帯だと言います。家族が老人をケアする時代ではなく、福祉で国が面倒を見ていく時代になっているからです。

理由は簡単で、家族とは一時的な複数同居であり、子どもたちも独立して家を出て行く。結局多くの人の最後は一人で死んでいくからです。

単身者が実は物凄く多いことが分かった一方で、選挙で「単身でも生きていける世の中にする」という議員がいれば、応援したくなります。

しかし、そんな人は滅多にいないので、立候補する人は考えに入れておいた方がいいかも知れません。