日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

政治家こそ、職業能力を身につけよ!

2014-10-14 05:01:43 | Weblog
私は、リーマンショックで工場閉鎖後に慣れない介護施設に転職し、当初はパートから始まり、1年半後に契約職員、貯金を食いつぶしながら4年でどうにか正規職員になることができました。その間勉強もして6つの資格を取得しました。正直、ギリギリセーフといったところです。

日本は、今年から経済がガラリと変わりました。今まではデフレで買い物が比較的楽だったことと、国民年金や健康保険の負担額も比較的スローに上がっていたのです。

しかし、今年になっていきなり円安インフレと、急速な重税国家に変わりました。国民年金や国民健康保険料の掛け金UP、消費税、自動車税のUP、電気代、ガソリン代のUP、そして輸入物価が16%も上昇しています。普通に考えて、非正規では家計がもたないでしょう。

私たちはそんな贅沢を望んでいません。単に普通の生活をして食べていけられればいいだけのことに、こんな苦労をさせられなくてもいいと思うのです。国はどうしてこんな酷い目に遭わせようとするのか。

私のように40代を過ぎてからの転職は大変です。国や企業に甘えずに、もっと頑張れというのではなく、国民がこんなに苦労をしなくても食べられるようにするのが政治の仕事だと思うのです。

更に言えば、国民に苦労をさせないで、生活させられる能力こそが政治家の職業能力なのです。

カネがないと言いながら国民から税金で吸い取り、外面だけはいいので、国連や貧困国救済やアメリカの戦争の後始末にどんどんお金をあげている。アメリカの国債も買ってあげている。累計何百兆円も。そして、ろくに税金を支払っていない経団連やメガバンクの便宜ばかりはかっている。

私たちが苦労していると感じれば感じるほど、その国の政治家に職業能力がないということになるのです。

真面目だと言われているドイツ人は、私たち日本人が統計に上げられていないサービス残業込みの労働時間よりも、おそらく1000時間くらい労働時間が少ないです。ドイツ人は有給休暇を全て消化し、バカンスがあり、世界で一番海外旅行もしています。

同じ第二次世界大戦の敗戦国なのに、そのあまりにも大きな違いは何なのか。ヘイトスピーチ好きなネット右翼の皆さんも、貧しさにあえいでいるのが実情ではないですか? 朝鮮人や、中国人の悪口を言っても何の解決にもならないのです。米国債の押し売りで植民地扱いのように日本から多額のマネーを抜いているアメリカの方が圧倒的に悪質であり、今度はTPPで関税自主権放棄まで迫られている。そういう劣化した外交や、経済政策、脱原発できるかできないか全てを含めて、いわゆる政治家の職業能力なのです。

職業能力のない政治家たちが、私たちには競争して、グローバル市場にも負けないような職業能力をたくわえろといっているのです。こんなに不道理で、腹立たしいことはないでしょう。