日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

ムダを削減して、マイナス成長って、どういうこと?

2010-07-21 21:58:21 | Weblog
「三橋貴明の経済記事にはもうだまされない!」より、

http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2010/07/13/009969.php

 件の菅直人総理大臣は、昨年の11月に民主党が「ムダの削減」に邁進していた頃、ある官僚に、
「こういう無駄を削ると、GDPが減りますよ」
 と言われた際に、
「ムダを削減して、マイナス成長って、どういうこと?」
 と問い返した人物である。どうも「企業が無駄なコストを削ると、利益が増える」という事実を、国家経済にも自然に当てはめているらしい。

(引用終わり)

皆さん、アホが総理大臣になっているようです(笑)

「GDP=民間最終消費支出+民間投資支出+政府支出+貿易収支」でしょうに。

上の式をみれば、無駄といわれている政府支出を減らすとGDPがマイナス成長するというのは、小学生でも分かることではないですか。

しかし、無駄の削減でプラス成長になると考えている国民も多いわけですから、世の中キチガイだらけというか、先が思いやられます。

実際、昨年の事業仕分けのマイナス2兆円の経費削減に平行して、国民新党が7.2兆円の追加支出を飲み込ませたおかげで、今の経済がどうにかもっているわけです。

あーそれなのに、先の参議院選では、国民新党の当選者をゼロにして、蓮舫をトップ当選させてしまう日本人というのは、本当にどうにかしていると思います。

まあしかし、菅総理のオウンゴールで、松下政経塾生が支配しようとする独裁体制にブレーキをかけることができたようですが、今回ばかりは、ねじれ国会のおかげで最悪の経済危機を回避させられそうな気がします。

最悪の危機とは、今の内閣が橋本内閣の時の増税逆噴射に慢心することを、辛うじて防いだということに他なりません。

もっとも、僕の理想は国民新党がキャスティングボートを取れるように、躍進することだったのですが、しばらくは夢も希望もないです。

みんなの党に期待をかけている人もいるようですが、新自由主義者の江田憲司が幹事長をしているようじゃ、先が思いやられます。

今後の景気については、最悪の事態は免れたとはいえ、経済コラムマガジンが書いているように、向こう3年間はパッとしない景気が続くということです。

米国も、日本のバブル崩壊後の失敗と同じように、バランスシート不況が始まったばかりですから、輸出産業も駄目になるでしょう。

政府紙幣発行で経済成長している中国だけが頼りですが、日本の伝統ある企業は、更に中国に買収されてしまうでしょう。

どうして、昨年春にマスメディアで取り上げた政府紙幣発行の議論を、途中で止めてしまったのか、まったく意味が判りません。

当方、株は損切りして売却しました。

なぜだかパチンコはそれ以上に勝っているので、どうにか目標の大型液晶テレビを買うことができそうです。

色々調べていますが、種類が一杯あるので、何を買おうか悩みますね。

エコポイントも12月までだそうですが、景気回復してないのに、どうしてやめるんかなあ。