レイナルド君の肌の色は黒いが、目がややつり上がり、
どことなく東洋風の面立ちが残る。
姉のほうにはアジア人の面影はない。
見るからに、ちょっと太めのムラータ(混血女)だ。
ちょっと太めというのは、日本人の私が見てそう思うのであって、
キューバでは太っている部類には入らないかもしれない。
いま姉弟の二人が並んで立っていても、そう言われない限り、姉弟には見えない。
二人の祖先には多様な血が混ざっているに違いない。
レイナルド君にしても、片言でも中国語を話すわけではない。
(つづく)
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