ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

【雑感】ヤマトの想ひで

2009-03-04 23:23:14 | 日々雑感
今日はちょっと興が乗ったので
「宇宙戦艦ヤマト」本放送直後のお話。
小生をこの道に引きずりこんでくれた、思い出の作品です。


さて、
かの「宇宙戦艦ヤマト」本放送が終わったのが
1975年3月。


まだアニメーションがTVまんがと呼ばれていた
頃で、当時はアニメ雑誌というものは
存在していませんでした。
それどころか、TVまんがは子供が見るもので
小学校卒業したティーンが見て、話題にするものですら
ないという風潮でした。

そんな中で放映され、ひっそり終了した
「宇宙戦艦ヤマト」。

世間は何も変わりませんでした。
だがしかし、小生のような原始オタ世代の魂に
最初の火を付けたのであります。

だが、それが燃え上がる映画版まであと2年は
雌伏の時。

世間には、ヤマト者の渇きを潤してくれるような
商品は、ほとんど存在しない。

唯一オリジナル風味で入手可能だったのが、
ヤマトカード(発行元忘れました)。
のめり込みましたね。
一通り揃えました。
ちゃんとした版権モノでしたね。


その他入手可能だったのは
TV版原作とは、似ても似つかぬ設定のものばかり。

ひおあきらのマンガ版「宇宙戦艦ヤマト」、
石津嵐版の小説「宇宙戦艦ヤマト」、
あと正体不明のソノシート付幼年用えほん・・・。

全部買ってしまったのが悲しい・・・・。

特に正体不明のえほんは、BGM・声優とも
全てでっち上げの、今考えると大笑いのトンデモ物でした。
残しておけばよかったなぁ。


冒険王に連載されていた松本零士版マンガは
原作の雰囲気を良く出していたのだが、
あまりにも中抜けが激しく、追加描きのため
コミックス化まで約1年間待つこととなったのです。

なので、兎に角1975年3月以降しばらくは
ヤマト飢餓状態。

「ヤマト」と名のつくものは入れパクで買ってました。

その中で、最大のトホホというか、トラウマ作品が
石津嵐版「宇宙戦艦ヤマト」!!

本屋で見つけて、入れ喰いで買って、
小説、というものをあまり読み込んでいなかった少年が
貪る様に読んで、ふかーい心の傷を負ったという
曰く付の作品です。

次回は、そのあまりにもダークでスプラッタな展開をご紹介。