「蟹工船」もいいですが、もっと直接的なご教示をしてくれるものがあります。
一ヶ月ほど前、NHKBSで「オランダの奇跡」という番組を見ました。
今の劣悪な労働条件を根本的に見直せば、経済も回復するという証といえるような例でした。
書籍もでているようです。
↓アマゾンリンク↑に出ている解説より↓
オランダ・モデルはポルダー(開拓地)・モデルとも呼ばれ、パートタイムと常勤雇用との時間あたり賃金と社会保険の差をなくし、一種のワークシェアリングを全国的に行ったことで知られる。
雇用を改善し、不況・失業を克服するために労、使、政府の代表が協議して、労働側、使用者側それぞれ不利な政策をも含む政策パッケージを作成し、これに労、使、政府の代表が合意して実行した。
まさに三方一両損にみえて全体として得になる社会契約的政策パッケージであり、利己心にとらわれてかえって全員損をする囚人のジレンマを全員にとって利益になるプラス・サムゲームに転換する契約である。
この政策は雇用を弾力化し、平均賃金を一時低下させて雇用を増やし景気を回復させたのだから、新古典派的・ピグー的雇用・景気対策であるが、それを労使合意のもとで行ったところに意義がある。
著者が言うように雇用・賃金改革だけでなく同時に社会保障改革、規制緩和と総合的に行ったことも注目すべきである。
それに環境政策やNGOの活動に関してもオランダは先駆国であることが紹介されている。
ー引用終了ー
極めて合理的な、労使・経団連・政治、社会すべての同意と連帯で国の立て直しを実現したということらしいです。
オランダ経団連や政治家のような考え方をなぜ日本の経団連・政治家はできないのか。
国民の批判力もなく、ぬるま湯政治にどっぷり浸かって”とりあえず搾取”がまかり通る・・
今の日本の政治傾向では、世界に遅れをとるばかりで、もう確実に手遅れに近いと思います。
日本共産党などが訴える、「社会保障拡充(というより整備!)」に賛成できないと思ってらっしゃる方は、youtubeでも番組の動画が見られますので、いまいちどご考察を・・
ちなみに、2009年 共産党 総選挙《分野別政策》労働・雇用
を読んでいただくと、「オランダモデル」との共通点がうかがえるかも♪
一ヶ月ほど前、NHKBSで「オランダの奇跡」という番組を見ました。
今の劣悪な労働条件を根本的に見直せば、経済も回復するという証といえるような例でした。
書籍もでているようです。
↓アマゾンリンク↑に出ている解説より↓
オランダ・モデルはポルダー(開拓地)・モデルとも呼ばれ、パートタイムと常勤雇用との時間あたり賃金と社会保険の差をなくし、一種のワークシェアリングを全国的に行ったことで知られる。
雇用を改善し、不況・失業を克服するために労、使、政府の代表が協議して、労働側、使用者側それぞれ不利な政策をも含む政策パッケージを作成し、これに労、使、政府の代表が合意して実行した。
まさに三方一両損にみえて全体として得になる社会契約的政策パッケージであり、利己心にとらわれてかえって全員損をする囚人のジレンマを全員にとって利益になるプラス・サムゲームに転換する契約である。
この政策は雇用を弾力化し、平均賃金を一時低下させて雇用を増やし景気を回復させたのだから、新古典派的・ピグー的雇用・景気対策であるが、それを労使合意のもとで行ったところに意義がある。
著者が言うように雇用・賃金改革だけでなく同時に社会保障改革、規制緩和と総合的に行ったことも注目すべきである。
それに環境政策やNGOの活動に関してもオランダは先駆国であることが紹介されている。
ー引用終了ー
極めて合理的な、労使・経団連・政治、社会すべての同意と連帯で国の立て直しを実現したということらしいです。
オランダ経団連や政治家のような考え方をなぜ日本の経団連・政治家はできないのか。
国民の批判力もなく、ぬるま湯政治にどっぷり浸かって”とりあえず搾取”がまかり通る・・
今の日本の政治傾向では、世界に遅れをとるばかりで、もう確実に手遅れに近いと思います。
日本共産党などが訴える、「社会保障拡充(というより整備!)」に賛成できないと思ってらっしゃる方は、youtubeでも番組の動画が見られますので、いまいちどご考察を・・
ちなみに、2009年 共産党 総選挙《分野別政策》労働・雇用
を読んでいただくと、「オランダモデル」との共通点がうかがえるかも♪
云々は一体どうなっただろ?
選挙活動としても使えると思うし(不運な30代人口多いし、その親も多い)、国の将来にとってもとても重要なポイントなんですけれど・・・
ただのバラマキ政策なんかより、よっぽど必要だと思うんですけどね。
(子どもも車も持たない為のやっかみとは異質の愚存です(笑)
http://kinpy.livedoor.biz/archives/51675052.html
それとオランダモデルについては詳しくないんだが、日本でやろうとすると家のローン抱えている人たちが苦しむわね。特に若いといっぱいいっぱいローン残額を抱えているから所得減少に耐えられんわけ。
サブプライムショックで賃金下がって家を手放す人も多かったが、おなじことがおきるわけですね。
反共のヒトだとも知らずに、城繁幸氏の紹介などしてしまってはまずいですかね。
私個人としては、反共の方の本からでも、機会があれば学ぶところは学ばせていただきたいと思いますが、やはりそういう著者を紹介することは知名度を上げるお手伝いということになるので、避けたいと思います。その部分消しておきました。
近々、氏の文章に対するコメントを記事にしようかとも考えております。
貴ブログへの訪問・コメントは避けておりますが。
オランダモデルについては、猿真似を求めるのではなく、日本に合った政策や考え方を取り入れるような政治に変えていくには、今の政治を本当に批判するには、どうすればいいのかを、有権者が考えてほしいと思いました。
(でも、オランダモデルでも、女性も働きやすくなるし、ローンに耐えられないとも限らないと思いますが。よっぽど無理したローンでない限り)
それには、今の若者の異常な働かされ方についても話題にしたほうがいいのかな、と余計な紹介をしてしまったのです。城氏の本も読んでもいないのですが(笑)
これから、著者の政治的意見にも気を配らねば、と反省しました。
反共からも学ぶという姿勢でいるなら削除は全く正反対の行動ですね。
>オランダモデルでも、女性も働きやすくなるし、ローンに耐えられないとも限らない
オランダに限ったことじゃないけど、ヨーロッパの多くは石で家を造るんです。石で造った家は何百年も持つから住宅ローン?何それ?ていう人も多い。そんな事情もあるんですよね。
>猿真似を求めるのではなく、日本に合った政策や考え方を取り入れるような政治に変えていく
というより、どんな手段があるのか、どこをクリアすれば可能になるのかという技術的問題の方に関心をもたれた方がい
いかと。
ひろあき☆彡さんなんかも、そんな感じの人で、時速千キロの車を作るには?といったテーマで馬力だ、パワーウエイトレシオだ、ダウンフォースがとか、そんな話を以前していました。
時速千キロの車を造るには、何が必要なのか、必要なことを実現できる可能性はどれくらいあるのかとか・・・政治も同じだと思うんですよね。
理想を語るのは誰でもできる。問題は手段。そして共産党の不幸なのは、実現の難しいことをさも簡単そうに言うので、話を聞く気にならない有権者が多いことだったりします。
>>には?といったテーマで馬力だ、パワーウエイトレシオだ、ダウンフォ
>>ースがとか、そんな話を以前していました。
いやぁ、懐かしい。元々はブラジルの
普通のドライバーが時速"880km"のスピー
ド違反で反則切符を切られた、っニュー
スをブログで書いたのが脱線したんです
けどね。
僕は理系出身のはしくれとして、また
F1ヲタクとして中途半端な知識な持ち合
わせてなかったのに対して、ぶさよ様の
豊富な知識量と考察力に感服した記憶が
あります。
時速1000kmの車?ある訳ねぇじゃん!
と言ってしまえばそれまでなんですが、
実のところ時速1000km近いスピードを
出すだけに作られた車、ってのは存在
するようです。
"時速1000kmの車"を例えばこの記事の
本題の雇用政策に置き換えるとどうなの
か?
失業率の上昇する今、困難な面もあるけ
ど、早急に雇用対策を打たなければいけ
ないのも事実ですが、政権交代で果たし
てどうなるのか?
なるニュース解説記事を発見したので、参
考までに紹介。
http://news.livedoor.com/article/detail/4329021/
製造業への派遣労働に関する政策につい
ては、共産党は民主党のそれとスタンス
が極めて似ていたような記憶が。。
そうでしょうか? ↑で言いたかったのは、個人で学ぶのと、著者の影響力がどう及ぶか分からない他人に紹介するのとは意味が違うということですが。
>>猿真似を求めるのではなく、日本に合った政策や考え方を取り入れるような政治に変えていく
>というより、どんな手段があるのか、どこをクリアすれば可能になるのかという技術的問題の方に関心をもたれた方がいいかと。
>実現できる可能性はどれくらいあるのかとか・・・政治も同じだと思うんですよね。
もちろん、「技術」抜きで考えてほしいとは思っていませんよ。
提案された手段が、本当に自分たちにとっていい結果を招くのかを想像もしないで甘い言葉に乗るのは危険だと、私も、多くの共産支持者もその程度のあたりまえの意識はもっていると思います。
そして、メディアが役割を果たさないので、支持者が話題にしてきっかけ作りをしていくしかないと思ってしまうのだと。
>理想を語るのは誰でもできる。問題は手段。
>共産党の不幸なのは、実現の難しいことをさも簡単そうに言うので、話を聞く気にならない有権者が多いことだったりします。
実現の難しいこととは、なんでしょうか?
世の中は色々なことを改善して、相互作用によって動いていくものだと思いますし、修正だってできるので、どれだけ本気で実現しようとする気があるかどうかがいちばん大事だと思いますが。
確かに、説明時間が少ない中で「さも簡単そうに」言うことは、かえって聞いて貰えない可能性がありますが、メディアが共産党の実績をまるで取り上げないことも、大きな障害ではないでしょうか。
共産党の考え方では、軍事費やアメリカを思いやること(郵政や銀行へのことも)や、大型開発より、中小企業支援や福祉を優先するという感じですが、それでは大型開発分の雇用が減るだけで、経済は活性化しないのでしょうか?
大企業だけの活性でいいのでしょうか?
企業に対する減税がここ20年ほどで進み、99年に派遣法も成立していることと、企業献金が豊富に政界(しかも個人)に流れていることの関係、
利益が増えていても、大企業には非正規雇用者を減らし、正社員をある程度確保する余力がないのか、
もしくは、そんな規制をしたら、大企業が外国に移るか、
また、中小企業は淘汰されても仕方がなく、それはこれからの国全体の経済力にとって打撃ではないか?
などなど、考えるべき課題はいっぱいあると思います・・・経済問題だけでも。
よろしければ、ぶさよさんの、民主党の非正規雇用など経済政策案に対する期待度・ご意見など、お聞かせいただきたいですね。財務関係に詳しい方?だとすれば。
もしかすると自民党の方が現実的で良かったとお思いでしょうか?
>製造業への派遣労働に関する政策については、共産党は民主党のそれとスタンスが極めて似ていたような記憶が。。
そうですか。他にも共通点、というか、民主が後追い?したような案がいっぱいあるみたいですね。そういうことも「政権交代」もあって、共産票もだいぶ民主へいったかも、と・・
民主党も社民党も、労働者派遣法に賛成だったはずなんですけどね。
民主は今まで自民と対立してこなかった割には左右ごちゃまぜ党(旧社会党も多いらしい)ので、何がしたいのか、できるのかよくわかりませんけど(笑)
「'99年と'04年、派遣労働の対象を拡大す
べきではなかった」確かにそれはそれで正論
なんだとは思うのですが、僕が論じたいの
は現時点での"非正規"雇用に関する政策。
端的に言えば労働者派遣法の規制強化の
議論ですね。紹介した記事をみる限り、
民主は製造業への派遣の全面禁止という
見解? 共産党が'99年以前に戻せ、って
趣旨でしたっけ?
今の現状のまま、そういう風に法令を
変えたとこでどんな結果をもたらすのか
、今回の総選挙で選出された9名の共産
議員は想像したことがあるのだろうか?
と問い詰めたい。
僕は"法改正"によって仕事を失う派遣労
働者が続出するのを危惧しております。
むしろ、非正規雇用を正規雇用に転換す
る仕組みを法令等でどう作るのか?
そういう議論を今度の選挙で選ばれた議
員の方々にはして頂きたいのですがね。
問い詰めたい、とまで真剣に考えておられるのなら、赤旗のHPで、実際に問い詰めてみられてはいかがでしょうか? すでに、Q&Aに出ているかもしれませんが。
でも、以下の記事群(赤旗HPからです)をよんでいただければ、疑問は薄まるのではないでしょうか。 他党のHPと違って膨大な情報量ゆえ、適当に選んでみましたが、ご参考までに。
http://www.jcp.or.jp/seisaku/2009/syuuin/bunya/bunya_01.html
2009年 総選挙政策 《分野別政策》労働・雇用
↑↑から、ほんの少しだけ引用
「サービス残業」をなくすだけでも、新たに160万人分の雇用が生まれます。取得率が5割を切った有給休暇を完全取得すれば、148万人分の雇用が生まれます。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-07-02/2009070201_02_1.html
マツダ 派遣を直接雇用 労働局の指導受け100人 (2009・7・2記事)
キヤノンは、派遣切り、請負切りをやっている一方で、期間工は募集しているんです。だから、仕事がないわけじゃないでしょう。
だったら、優先してそこに(派遣・請負労働者を)就けなさいというたたかいを起こしています。
↑↑は、2008年12月14日(日)「しんぶん赤旗」 内定取り消し、“派遣切り”――政治の責任でやめさせよ 志位委員長語る テレビ東京系番組での発言 です。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-08-18/2009081805_01_0.html
2009年8月18日(火)「しんぶん赤旗」 景気が先か暮らしが先かでなく国民の懐温める経済こそ
NHK「日曜討論」 市田書記局長の発言
共産党の主張に「頭ン中お花畑」などと、即座に切り捨て発言をされる方も多くおられますが、ひろあき☆彡さまご紹介の記事など「新自由主義」傾向の主張のみに耳を傾けてしまった為だと思います。
赤旗記事や、共産党ムービーなどと交互に照らし合わせてみられると、ご紹介の記事などは、「権力構造に庶民を立ち入らせないための(短絡的な)ご教示」と受け取る方が増えるのではないでしょうか。
↓↓のような記事もありましたので、ご参考までに・・・
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-12-17/2008121701_02_0.html
“派遣切り”まるで人ごと 経団連春闘方針 賃金抑制の姿勢 (2008・12・17記事)
最後に念押し・・共産党の主張は、言葉足らずや、ひどいところでは曲げられて伝えられることがあるという前提でご考察を。
だから、「党」のページや、実際の映像などでの照らし合わせをお願いしたいと思っています。
2009年 総選挙政策 《分野別政策》労働・雇用
(前コメント最初のリンクです)
これを読んでいただければ、オランダモデルとの共通点も見つけていただけるかと。
最初から、それが言いたかっただけなんですけど
↑↑ひろあき☆彡さま ご紹介の記事に対する、ちょっとした意見です。