ネコ型note

本当は怖い日本政府・アベノミクス
 ★脱・軍事・権力メディア★
気になる事は、利権なしの【しんぶん赤旗】で検索! 

3割負担をさらに重く 外来診療の定額上乗せ制 (OECD加盟国の8割は無料か定額制・低額)

2011-09-30 | その他の政治経済
  赤旗日刊紙2011年5月22日(日) なんだっけコーナー

 外来診療の定額上乗せ制
  
  原則3割負担 さらに重く


Q 国民の医療費負担を新たに増やす話が出ているね

A 菅内閣の「税と社会保障の一体改革」の議論だね。5月19日に厚労省が案を示した。外来受診時に現行の原則3割の患者負担に上乗せして、すべての患者に毎回、定額負担を求めるという。
 1回100円~200円というけど、導入されれば後から引き上げられるのは目に見えているよ。

Q 今でも、自己負担は重いよね

A お金が心配で受診が遅れて手遅れになったり、がんや慢性病の治療を中断したりする例が問題になっているのに、さらに医者にかかりにくくするのは許せないよ。

Q 負担増で捻出する財源で高額療養費制度を拡充すると聞いたけど。

A 一定額を越す患者負担が戻る制度だね。高額療養費制度を見直そうというのは、重い負担が国民の命を脅かしている現状を国も認めざるをえないからだよ。
 例えば、70歳未満で月収53万円未満の人が1ヶ月で自己負担30万円だった場合、約11万円が支払い限度額になる。それでも負担は重く、とくに長期療養では大変だ。

 なぜ医療費の負担がこんなに重くなったかといえば、患者負担が引き上げ続けられたためだよ。
 かつては、健康保険本人は無料だったのに、いまは3割。OECD(経済協力開発機構)加盟国の8割は無料か定額制・低額だ。
 高い保険料を払った上に3割負担なんて、世界では異常なんだ。

Q 高額療養費の見直しを、国民への負担を財源にやるのは矛盾だね。

A 過大な減税を受けている大企業や大資産家に応分の税負担を求め、国の責任で医療費の負担軽減をすべきだよ。


  重くされた患者負担

  ●健康保険本人

  1984  無料⇒ 1割

  1997  2割に引き上げ

  2003  3割に引き上げ

  ●70歳以上

  1983 無料⇒ 定額負担導入

  2001 定額制⇒ 上限つき1割負担導入

  2002 原則1割、現役並み所得者2割に

  2006 2割に引き上げ(凍結中) 現役並み所得者3割に

  2008 後期高齢者医療実施



 ( しんぶん赤旗  なんだっけコーナー  知りたいテーマ募集します。 hensyukoe@jcp.or.jp )




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。