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違いを分からせる男・近藤嘉宏

2009-02-13 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
 2/7、近藤DAY2連ちゃんの二日めはぁ、、はぁはぁ、我等が近藤本拠地(←勝手に決めた。アンケートの結果デス←ねつ造)、ティアラこうとう小ホールにて、

 ~~ロマン派ピアノ作品の華麗なる世界~~

 シューマン: 蝶々(序奏+12曲)
 ベートーヴェン: ソナタ14番「月光」
 
 ショパン: ポロネーズ第5番
       ワルツ第9番・第10番
       マズルカ第7番
       ノクターン第8番
       幻想即興曲
       アンダンテスピアナートと華麗なる第ポロネーズ

 アンコール
 ショパン: ワルツ第7番
 モーツァルト: キラキラ星変奏曲

 ~~ ~~ ~~ ~~ ~~

 という、ろまんちっくなリサイタルでした

 近藤さん、前日に藤原道山さん(尺八貴公子)の、どの時代の音楽が好きかという質問に、
 「僕はやはりロマン派が・・ピアノの機能を存分に生かせるので。」
 と答えておられましたが、その通りですよなもし。ピアノの多様な魅力が味わえましたよん

 ちなみに、こうも発言されました。
 「ピアノ曲は果てしなく多くあるので、古典はチェンバロの人に任せようかと思うくらい」 「ヴァイオリニストは、十代でほとんど全部の曲を弾けるくらいなんですけど、ピアノはそんなのとんでもないですよ!」

 へぇーー! ヴァイオリンってあんまり曲無いんですねえぇ。 もちろん、ソロだけの話でしょうけど。それに比べてピアニストは大変ねぇ。音多いし譜読みも覚えるのも時間かかるしね。
 ま、倒れるまでレパ拡大に勤しんでくださいな。ってそんなオニみたいなことは言わないのでよく吟味してめいきょくを聴かせてくださいねん
 てかんじですよね、皆さん。


 さてさて、今回は、ちょっと特別な期待感をもっていたので、優雅に会場入りする予定でしたが、あるカリスマファンの方に渡すむかぁしのチラシコピーに忙しく、しかも腹ごしらえに入ったモスが混みこみだったので、↑のように興奮と息切れしながら慌しく会場入りしました。
 いくら私でも、住吉駅についているのに、モスでお汁粉すすってて親子で小ホールに遅刻しました、なんてありえませんからね。頼んだお汁粉キャンセルしましたとも。どーでもいいけど。

 で、さてさて、何が特別な期待かと申しますと、「アンダンテスピアナート」ですわ
 この曲を聴きながらときどき踊りし始めたのは、CDだから8~9才のときですかね。
 ゲイジュツへの見識に乏しい家庭だったもので、私が高校生でクラシックにはまるまで、ほんの2~3枚しかCDが無かったんですが、これはその中の1枚で、母がきまぐれで生協の注文書に印つけたんですねー¥。幸いにもそれがクラウディオ・アラウのまともなモノで神業で。(近藤さんよりテンポ速し。粒そろいすぎー!はぁはぁ。)
 私の中では随分長いこと、世界的ピアニストといえばアラウでした。(←それしか知らないともいう)もちろん今でもすごいと思ってますけど。

 それで、近藤さんのピアノで聴きたいなぁ・・とたまに思っていたところ、今年のシリーズ!♪
 今回に先立って兵庫芸文でネコ型誕生日に弾かれたあと、ブログで「この曲は大変なうえに、少し間違うとバカっぽく聴こえるおそれがある」と仰ってるのを見て、「そうそう!私もそう思ってた」とウケながら、期待してました。

 で、そこは「違いを分からせる男・近藤」「期待を裏切らない男・近藤」さんなので、ちゃんと感動させてくれました

 真ん中ブロックの右通路側でずっとていた不審な女は私です。
 この曲、明るいけど切なくて、泣ける曲ですよね?違います? 意見分かれそうだけど。近藤さんの手にかかると特に。
 キラキラ星でもまだ泣いてたから、隣のちょっとうるさかったお子様な変な女だと思ったかな。でも、近藤さんのキラキラ星は泣くべし!なのよ。分かる?

 でも貴重なモーツァルトでしたね。また弾かれるみたいだけど。


 
 そして、初めに戻りまして、新曲「蝶々」。
 この曲も、昔先生に勧められて弾く予定だったこともあり、楽しみでした。
 変幻自在、かわいらしく優雅で力強く・・弾き応えのありそうな曲で、さすがシューマンて感じ。
 今回聴くにあたって、リヒテルで予習しましたが、ここでも「違いを見せ付ける男・近藤」さんの方が、かわいくて温かくて楽しかった

 そうそう、近藤さん、ブログで、「シューマン弾いてると自分があまのじゃくなような気がする」みたいなこと仰ってたけど、、
 ・・・いえいえ、そんなことは舞台下でのご振る舞いで皆さんとっくにお気づきかと・・・
 思いますけど、ま、あくまでもピアノは基本・正統派なのでしょうね
 作曲家によって性格変わることって多々ありますよね。


 そして、他にもいくつかいつもと違ったところを記しますと・・

 まず「気管支の弱い男・近藤」さん、またもやお風邪っぽかったですね。
 道山さんと前夜祭でもしたのかしら??(いや、社長いたもんね。)月光の1楽章では咽て音楽を崩さないように、お口閉じながら咳しててかわいそうでした。(顔見えない席だと全然気付かないよね)

 それから、ショパンのワルツと幻想は前日も弾きなはったけど、ティアラの方がやっぱり良かった。 
 特に幻想は、いつになく(失言?)すばらしく、中間部では妖精さんの幻覚が見えるほど。



 このように、今回も、温もりある、重く響くコンサートを楽しめた幸せ親子でした
 終演後もお茶会で楽しかったデス。
 家族3人で食事の予定があったのでお先に失礼しましたが。⇒吉祥寺