今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

~チビ~ 自力で帰還した2度目の落下

2016年10月29日 | (故)チビ 
あの劇的な救出騒動があった翌日、フェンスに立てかけてあった看板や脚立をとりあえず移動。でも、それでフェンス越えを防げるかどうか、チビが簡単によじ登ることも実証済みだし、草むらで鹿のようなハイジャンプをして蝶を追いかけるチビを見るにつけ、不安は消えませんでした。

      
      チビとシャッポは男同士、毎日じゃれ合って大の仲良しに

それからはチビが見えなくなるとフェンス沿いを点検して・・。
1日に5,6回は点検していたでしょうか、それが功を奏したのです。

それは救出劇から3日後の昼頃。
例によってフェンス沿いを点検していると、本当に落下しているチビを発見したのです。
チビはSCの擁壁と遊歩道の川の間で、こっちを見上げてピーピー鳴きながら救いを求めていました。

      
         チビが再び落ちた擁壁と川の間(再掲)
          中央の桜の木が今回のポイントです

急いで店に連絡してK君とYKさんが駆けつけて、
作戦会議の結果、擁壁と川の間で両方向から挟んでチビを保護することにしました。
そしてK君と擁壁を下り、双方から少しづつチビに近づいて・・・。

その頃のチビは、自分たちを信頼してくれていたと思います。
こっちを見つければ遠くから駆け寄って来るし、後追いや足元でじゃれついたりはいつものこと。でも、どうしても、触られるのが恐いのです。 きっと、人間にひどい目に合わされた経験があるんだ、みなそう思っていました。

近寄れば逃げる。
ましてや落下して興奮状態です。
助けを求めているのに近寄られれば反射的に逃げてしまう、チビの哀しい性(さが)でした。

そのとき、
挟み撃ちに合って行き場を失ったチビが、策に極まって桜の木によじ登ったのです。
さらに枝の方に・・。

と、上にいたYKさんが「こっち、こっち」とチビを誘導し始めて、
チビは軽々しくその細い枝を伝ってフェンスを越え、SC内に着地しました。

     *******************************

「これでチビも下から帰る方法を覚えたね」そう言ってみなで安心したのですが、
心のどこかに残った不安。

何故チビが落ちてしまうのか。
もっと真剣に取り組んでいれば・・・
後悔先に立たず、です。

           
      落ち着いているときは少しづつ触らせてくれるようになったチビ
           近くで見ると、どことなく表情が哀しげだ



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