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家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

「ツインズ」 ~キーとクウの記念日~

2018年09月15日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
ツインズと言えば連想するのは歌、漫画、映画、球団(MLB)、会社名に店の名前、等々いろいろあるとは思いますが、自分の場合はやっぱりシュワちゃんの映画かな。しかし今日の話題はこのタイトルにぴったりの兄弟猫、キーとクウです。

2匹は1年前の9月中下旬に近所のどこかで生まれたと推定されるので、便宜上この15日、つまり今日で1才としました。1才の誕生日おめでとう!


"ツインズ"は1才になりました(左:クウ、右:キー)

思えば昨年11月にリンがよちよち歩きの2匹を家裏に連れて来て以来、いろんなことがありました。近くの貯水池に落ちたキーを決死の思いで救出したり、裏のお宅のグリーンカーテンにがんじがらめの宙吊りになったときは真夜中なのに電話して、助けようと網を切っていたら勘違いしたリンとクウが体当たりの攻撃して来た。クウが迷って遠くに行ってしまい、追跡しながら助ける術がなくて途方に暮れていたら、ソトチビが現れて連れ戻してくれたこともあった。この春に家にお迎えしてからは度重なる脱走で心労困憊の連続。キーは今でも普通に近寄っただけで逃げるし、クウに至っては触ることすらできません。


この2匹は本当に仲がいい。何かとくっついてるしお揃い行動が多い。少し相手を見ないだけで互いに探し回ります。猫は独立心が強く云々とよく聞くけど、この2匹は特別なんだろうか。まさにタイトルの通り、見えない糸で繋がれているような2匹なのです。最近はお母さんにも甘えるようになって、腹這いでリンの下に潜り込む。するとリンも思い出したのか舐めてあげて、微笑ましい家族愛が復活しています。

他の猫たちとも打ち解けて特にキーとちび太は大の仲良し。クウも含めた3匹で毎日遊んでいます。リンはニャーを気にしながらもしっかりくつろいで、家族で安定した日々を送っている。この3匹はできれば引き離したくないので家族一緒に、少なくとも兄弟は一緒に里親さん探しをする予定なので、クウが人馴れするまではできません。いつになるやら、半分くらいは当家の子になったような3匹です。


このキーとクウですが、昨日揃って手術を受け無事に終了しました。いやあ、実は予約したときから緊張しまして、キーはまだしも触ることすらできないクウをどうやって連れていくか。先生には捕まらなかったらドタキャンの可能性を伝え、トラップ貸し出しの申し出は遠慮した。自分が家で待機し妻が店から合流する予定で、そのときの2匹の居場所によってどうするか頭の中でシュミレーションを繰り返した。しかし昨日は妻が予定より30分遅れ、時間がなくなって慌てたせいかまったく調子が狂ってしまった。

クウを捕獲するのに20分、15分を限界としてたのに超過して追い回し、最後は一室に閉じ込めて毛布でくるみ何とかケースに押し込んだ。そのときになって、先に入れるはずだったキーを忘れていたことに気付いたのです。案の定キーはどこを捜しても見つからなかった。それで自分がクウを病院まで運んで、妻はキーを捜し続けた。病院は麻酔をかける30分前までだったらいいですよと言ってくれた。自分が家に戻ったときキーが見つかり、また大捕り物。キーを届けたのはタイムリミットぎりぎりで本来の受付終了時刻を2時間も過ぎていた。まったく病院の厚意に感謝感謝でした。


2匹は昨夜は保護部屋で安静にし、今日は意識もしっかり戻って今まで通り過ごしています。10日間の安静と経過観察が必要ですが、わが家には安らげる場所がたくさんあるから大丈夫。 今も家猫修行に励むリン一家は幸せそう。彼らは昔のことは何も言わないけど本当は生まれたときの兄弟はもっと多くて、わが家にたどり着くまでに壮絶な経験をしてきたのかもしれない。ノラの子に生まれて1才まで生き残る確率は10%そこそこと言われている。その意味を考えれば、キーとクウは強運の持ち主なのに違いない。

さて、1、2ヶ月ほど前から発情鳴きが始まりエラもふっくらしてきたキーとクウ。細かった顔立ちが丸くなって、よりかわいくなってきた。この手術でうまいことこれ以上のエラ張りが止まればいいけど、それは神様のみぞ知る?


<追伸>
2匹とも手術の際に爪を切ってもらい、クウには首輪をつけてもらいました。(キーは済) これで懸案事項も一段落です。

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