今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

怒るに怒れん、でも怒る?

2018年09月13日 | ニャー
怒るってのは難しい。
よく言われるのは「叱る」と「怒る」は違うとか。つまり感情に任せて怒るのはダメなんです。わかっちゃいるけど、そもそも頭に来ちゃったから怒るのにね。

振り返ってみると、自分は長女が中学校に入る頃までは怒っていた。"お父さんっ子"だった長女には怒れたけど、下の子たちは怒ることすらできなかった気がします。そう、怒るのはそのベースに打ち解けた関係がないとできないんです。相手に気に留めてもらえなければ、お互い後味の悪さが残るだけです。


「何だ? 今日は猫の話じゃないの?」(ニャー)

娘たちが母親になって、よく孫たちを連れて来る。まあ小さいうちは言うこと聞かないから、お母さんたちの怒ること怒ること。部屋から出れば「ドア閉めて」・・遊びに飽きたら「片付けて」・・。ところが孫たちはまったく聞いてない。このパターン、よくないですねえ。娘とはいえ他人家族なので黙って見てましたけど、自分はそんな怒り方はしませんでした。即座に怒って実力行使、相手が聞き入れたことを確認して後は尾を引かない。子供が何回も繰り返せば自分もその都度怒る。見逃しなしで同じことを繰り返します。場合によっては自分の時間までがズタズタになるほどの大仕事でした。

でも、子供たちが大きくなると怒ることもしなくなって、親子と言えども他人の始まり? だったような・・。 それがこのトシになってよもや怒り方で悩むなんて、人生何が起こるかわかりません。 あっ、怒ると言っても猫の話なんですけどね。


「冗談よしこ、悩んでるのはこっちだよ」(ニャー)

自分がわが家の猫を怒るのは、誰かに喧嘩を仕掛けたときだけです。怒るときはど迫力、ドドドドッと猛烈な勢いで相手を追い詰めて睨みつけます。かつては手も出したけど強い後悔と反省を経て、今は手出しなしの睨みだけ。怒る相手はもっぱらニャーです。その時の様子はこれまでも何度も書いてきた。ニャー以外では最近になってちび太も時折。リン、クウ、ハリーもたまに怒るけど注意程度。キーとみうはこれまでなし。じゃれ合いは別にして、取っ組み合いまで発展させちゃう(本気で襲う)のはニャーだけだ。


(オジンに)怒られて追い詰められたときのニャー

さて、何に悩んでいるかと言うといろいろありまして、簡単に説明すると;

1.怒ってもいいだけの下地(良好な関係)があるか
前述のようにこれがないと怒っても意味がなく、ただ脅すのと同じでむしろ逆効果になっちゃう。ニャーのように関係良好と思っていても怒れば気まずくなる。それが30分以内に回復しないようなら、怒らない方がいいかも。自分への注目度が低いちび太やキー、クウは怒っても効果があるとは思えないのが悩みどころ。

2.そもそもこっちが怒っても、当の猫は怒られてると思っているのか
ニャーはわかっているのだと思います。日頃から自分に対する注目度が高いしコミュニケーションも取れている。追い詰めて睨むと、全身の毛を小さく逆立てて耳をひれ伏し怯えた目で睨み返してくる。自分が元に戻るとちょっと間を置いて、ニャーも様子を伺いながら擦り寄ってきます。他の猫たちは怒られるというより、驚いてその場を止めるだけ。

3.いくら「止めろ」と怒ったって、猫にとっては本能なので止められない?
ニャーの行動はいわゆる「序列行動」(マウンティング)だと思います。相手はもっぱらリン、ハリー、みうといった自分(オジン)の後追いなので、ことによると保護者独り占め行動なのかもしれません。だから襲うといっても相手を倒すほどの勢いじゃないけど、これを止めさせるのは「本能を克服しろ」と言っているのと同じなのかも。人ならまだしも、猫にそんな高次元の要求をできるものなのだろうか。


「外にいるときは気楽でいいよ」(ニャー、車の上にて)

4.じゃれてるのか喧嘩なのかわからないとき
天真爛漫のちび太は人に対しても猫に対しても動じることがない。周囲から一目置かれるニャーだって平気で追い回す。そのちび太が急にリンを付け狙うようになった。リンは気が強いせいかニャーにも標的にされていて、それを真似したのかもしれません。リンを執拗に追い詰めては待機して、リンが動き出せば飛び掛る。怪我するほどの絡みじゃないけど、ちび太を止めさせるには抱き上げて離すしかない。そこまでするべきかどうかは悩むところ。

5.怒りたい子だけにうまく伝えるには・・
先日、執拗にリンを追い回すちび太を叱ったところ、近くで寝ていたニャーが一目散に逃げて洗面所の隅で"怒られ態勢"になっていた。一方のちび太は知らん振り。利発なニャーは起きているときなら、自分じゃないとわかるかもしれないけど・・、いや、やっぱりそこまで期待するのは無理だよなあ。


ハリーとニャー、視線が合わなければ大丈夫?

うーん、これだけいろいろあるとやっぱり怒らない方がいいのかな。ちなみに妻は怒りません。前述の娘たちの孫叱りのように、無視されようが何だろうが口頭でやんわりと注意するだけ。確かに怒ったときの弊害を考えるとやむを得ないような気もします。でも自分としては何とかニャーとちび太に変わってほしい。リンを襲うといっても何かのきっかけでモードが変わってしまうわけで、普段は並んで寝ています。多分そのきっかけというのは(長すぎる)睨み合い。怒る以外に止めさせる方法があれば、それに越したことはないのですが・・。


リンとニャー(下はみう)、こんな光景だってよく見られます




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