今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

感動の再会 ~生きていたダイフク~

2023年06月08日 | ダイフク
ダイフクを知っているスタッフは今も半数以上いるし、お客さんにも多い。
ポン、ニャーの次に店にやって来た古株だけど、ニャー、チビ、シャッポの時代は悪役だった。
3匹時代が終わり、テンちゃんやモドキやちび太の時代になってもダイフクは健在。
しかも子猫にやさしい一面などが判明し、ダイフク株は急上昇。
怪我が多く虐待に遭ったりとご難が続き、スタッフの間に「ダイフク応援団」ができた。
そうなんです。ダイフクだって、店の子になりたかっただけなのに。
しかし2018年正月に両後足を引きずって歩く痛々しい姿を見て以来、ぷっつりと消息を絶った。
その4か月後の5月、さらに4ヶ月後の9月に一度づつ顔を見せたが、それが最後になった。
足の状態は、まだ直っていなかった。

毛並みよくきれいな猫で、歩く姿に筋が通ってかっこよかった当時のダイフク

2日前のことです。
あの白黒猫の事故死情報以来モドキを確認できないし、他の子たちも見ないまま。
重く嫌な雰囲気がどんよりと漂っていたその晩、店の妻からラインが来た。
「例のハル似?の子が来てる。」妻がその猫に会うのは初めてだ。確認の写真がついていた。
その写真を見て、違うと思った。いや、それより何より・・。
まさか、ダイフク?
薄汚れてボロボロの顔に、紛れもないダイフクの面影があったのです。

その顔はボロボロになって汚れていた

慌てて何枚か写真を送ってもらい、過去の写真と照らし合わせて、
間違いない、ダイフクだ!
妻に伝えると、「そうか、どこかで見た顔だと思った。」

ダイフクは事務所脇の下駄箱の横から来たと言う。
事務所脇の通路は、今でも「ダイフク通り」と呼んでいるのです。
お腹が空いていたのだろう、ガツガツ食べて帰ったらしい。
仕草も昔のままだったとか。
本当に本当に、よくぞ生きていてくれました。

痩せ細り、手足に怪我をして、耳もボロボロだった

次の日(昨日)は自分の出番。
SCの全体工事が始まり、朝から店頭と店の真後ろで騒音と振動が物凄かった。
ココレオは朝解放した途端に姿を消してしまい、行方不明に。
午後15時頃になって、例の指定場所にダイフクがいた。
その日はまず抗生物質、その顔からビタミン類の欠乏を推察して総合栄養食を与えた。
「シャーッ」とは言うけど手を鼻に近づけても攻撃して来ない。
何杯も何杯もおかわりして食べた。
そう言えば昔もそうだった。それでダイフク用に大きなどんぶりを用意したのです。

16時前になってココレオがそれぞれ帰って来た。
2匹とも観葉室に入ったので、時間は早いが慌てて閉じ込めた

ご飯を待つ姿も昔そのもの

今日は朝からダイフクが例の場所にいた。
朝一番に来たHさんが、機転を利かせてココレオを開放しなかった。
「ニャンコ大食い選手権」(過去記事)で東横綱に輝いたダイフク、それはもう凄い食べっぷり。
真後ろの工事を気にしながら、10時半頃になってようやく店裏へと消えた。
我慢の限界に達していたココレオを開放。
今日は心配した鉢合わせもなく、ココレオは夕刻遅めだったが中に入った。
と、19時半頃になってまたダイフクが。
置き餌では足りずまた大量の追加、抗生物質も与えました。

いやはや、5年ぶりに再会した感慨に耽る暇もないほどの忙しさでした。
もともとダイフクは昼にやって来るタイプだった。
このままではココレオとの勃発は時間の問題。
早急な対策が必要になりました。

歩く姿は、やはり背筋が伸びてカッコよかった


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