わが家の猫社会では医療費を殆ど使いません
まあ、保護者の経済的な理由です
この春にポニーから始まった猫風邪
瞬く間に蔓延し、一回りして治ったはずのポニーがまた引いた
ワクチンも打ってないし、ひどくなければ病院にも行かず
自然自力治癒がモットーです
なので基礎体力が肝要、食欲だけは気にかけています
そんな中、気付いたらリンがおかしくなっていた
健康そのものだったリンが・・油断は禁物
久々のリン、あっ、口から何か垂れてる
リン変調の兆しは涎
長いときは、棚の上から1m以上も垂らすようになりました
そのうち口の周りがベタベタになって数滴も垂らし
食欲もなくなり、水分足りないのか毛並みもボサボサ
口臭が強くなって、1日まるまる食べなくて
ついに保護者はリンを連れて病院に向かいました
リンの過去記事を読むと必ず出て来る、「気丈な」という形容詞
猫ってもともと気丈だけど、リンはとりわけそう見える
ノラという過酷な環境下で、決死の覚悟で子育てを成し遂げた
お母さん猫に特有の強さなんです
通院の前日から何も食べず
車の中でも順番待ちでも、例によってじっと耐え抜いたリン
(それにしても2時間の待ち時間は長すぎる)
元ノラのお母さんは、我慢することには慣れている
診察台の上では保護者を頼りにやっぱり我慢
先生や看護師さんに褒められた
口の周りが涎でびしょびしょ
診断結果は予想通りの口内炎
左牙が緩るくなっているがもう少し様子見
家路も終わりに近づいた頃、ようやくか細い声をあげた
さあ投薬開始
涎はすぐに止まり、外観も見違えるほど改善した
そして食欲の復活。自信も湧いたのか、活発になってきた
効果満点の、4年ぶりの通院でした
すっかり回復したリンは甘えん坊も復活