今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

慣れてきたちびたん

2021年10月08日 | ケン(ちびたん)とコミケ
保護から2週間、残念ながら「馴れてきた」ではありません。
悲しきかな、ちびたんはケージ暮らしに慣れてきたようです。
子猫の順応性は高い。
でもこの慣れは言うまでもなく、諦めの結果だろう。

ちびたんの仮設暮らし

自分は保護団体「ねこけん」さんのブログを読むのが好きです。(ORICON NEWSで配信)
かつて「十猫十色」という記事で書いたように、どんなノラでも自分の過去という唯一無二の物語を背負っている。大抵は辛く切なく、そして悲しい物語。その物語には多少なりとも人間が絡んでいる。ねこけんブログではそんな物語のひとつひとつを丁寧に紹介しています。保護された後の愛情に満ちた暮らしぶりも。

そのねこけんブログに「マーチ」という名前の猫がでてきます。7年間も狭いケージの中で多頭飼いされた猫。産んだ子供を食べられたりと悲惨な経験を繰り返してきた。ケージ飼いの理由は「部屋が汚れるから。」 まだまだ日本にはこんな飼い主が多いのだ。マーチはねこけんに救出保護され、幸せな暮らしを知ることができた。しかし重篤な腫瘍が見つかり、3年後には生涯を閉じるのでした。

ちびたんは食欲も旺盛です

当ブログでも何度か取り上げた「動物の5つの自由。」
ケージ飼いはまったくそれに反した方法で、長引けば虐待と変わらない。
でも、ちびたんは落ち込むどころか無邪気に遊んでいます。
お腹が空けばすぐに食べられることがわかったのか、安心したようにも見える。
まったく、猫というのは順応性がよすぎるのだ。

顔を見せれば相変わらず「シャー。」
でもその後は目をしばしばさせて親愛の眼差し。
警戒心も解けつつあるのか、ケージ手前にいることが多くなった。
じゃれなのか攻撃なのかは不明だけど、扉に手をやれば中から飛びついてくる。
そんな状態が続いています。
もう一歩、もう一歩だ。でもあとどのくらい続くのだろう。

焦りは禁物、とわかっていても焦ってしまう。
自分には速やかに首尾よく成し遂げる必要があるからだ。
譲渡会に出す時のちびたんの年齢(月齢)。
ちびたんを終生保育できないという自分の年齢的な制約。
外でお迎えの順番を待っている仲間たちの期待。
そして中の猫たちに与える精神的な影響。

とりわけ中の猫たちには、既に変調の兆しが見え始めているのです。
その話は次回にて。

ビービー鳴きも治まって、すっかり落ち着いてきました

※本記事はシリーズです
1.新顔子猫ちゃん参上 ちびたん 2021.9.21 (ちびたんカテゴリー) 
2.サクよ、君はそんなにヤワじゃない 2021.9.24(サクラ・キジロカテゴリー)
3.ちびたんの保護 2021.9.25(ちびたんカテゴリー) 
4.たそがれオジンの子ニャン育て 2021.10.3(ちびたんカテゴリー)

※マーチの記事
コメント
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