今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

おっさん座りは危うさのサイン

2021年10月02日 | ちび太
最近長年共にしたオジンベッドと決別し、ひとり寂しくリビングで寝ているちび太。
オジン部屋に他猫がいない時はベタベタナメナメ甘えん坊。
他の部屋ではみんなと一緒に和気あいあい。
要は自分の根城だったオジンベッドに、他猫がいるのが嫌になったらしい。
でもやさしいちび太は追いだすどころか自分が出ちゃう。
そんなちび太がとても愛おしく感じちゃうのです。

かつてはみんなと共有していたオジンベッド
(奥左がちび太)

ところでそのちび太にはある特徴(特技?)が。
ちび太の記事で何度か紹介した"おっさん座り"です。
何だか自分を人間だと思っているような座り方がかわいい。
この座り方、実は「スコ座り」という名前がついていました。

ちび太のおっさん座り(再掲)

スコティッシュホールドという一番人気の猫種によく見られるので、この名がついたとか。
座り方も顔つきも、耳が(ワンちゃんのように)折れてるところも、とってもかわいい人気の猫。
最近、ユーチューバーのひろゆきさんがTwitterでこの猫の問題に一石を投じました。
「スコティッシュホールドは猫種ではなく病気の猫。」
自分も愛読している獣医師の石井万寿美先生が、ひろゆきさんの提起した問題を解説しています。


スコティッシュホールドの"折れ耳"は、実は骨軟骨形成不全症の症状のひとつらしい。
症状に程度の差があり、ひどい場合は前脚や後ろ脚に骨瘤ができて鈍痛に苦しみ続ける。
「おっさん座り」の理由は関節に痛みがあるからではないかと言われていると。

その辺を見極める方法も先生は述べています。
そしてもしそのような状況が見られたら、ただかわいがるだけでなく猫ちゃんの生活の質を向上させることに取り組んでほしい。
先生はそう訴えているのです。



スコティッシュホールドはまだ歴史の浅い猫種なのだとか。
しかし欧州では、前述病気が優性遺伝なので繁殖に否定的な立場をとっていると。
動物福祉後進国の日本では今まで話題にもなりませんでした。
問題提起したひろゆきさんはさすがで、今は立ち耳の子も増えつつあるらしい。
折れ耳の子や石井先生が挙げた項目に当てはまる子は、是非気をつけてあげたいですね。

ちび太の場合は、たまに「スコ座り」をする以外は当てはまらなかった。
でも、今後注意して見守っていこうと思います。


参考記事

コメント
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