最近はこういう“撮りたい物を撮る”という初期衝動に駆られたインディーズ映画も劇場公開される事が少なくなったが、Netflixの台頭により全世界配信というより大きな公約数を得る事になった。映画ファンとしては劇場のスクリーンで見る事ができなくなったのは寂しいが、新しい才能と出会える機会はうんと増えた。後に『さよなら、僕のマンハッタン』で主演を飾るカラム・ターナーと、『マイヤー・ウィッツ家の人々(改訂版)』に抜擢されるグレース・ヴァン・パタンの登場だ。他愛のない男女の恋愛犯罪モノだが、とりわけ輝かんばかりのヴァン・パタンの魅力によって映画は引力を得ている。次の出演作が気になるスターの誕生だ。
『浮き草たち』16・米
監督 アダム・レオン
出演 カラム・ターナー、グレース・ヴァン・パタン
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