南日本海人、今日の夢は自衛隊入隊

三たび夢シリーズである。
現実では一緒に卓球の練習をしている真面目な子と、車二台で遊びにいくという夢を見た。そしてなぜか、途中自衛隊の基地に入隊の手続きをしていくというようなストーリー。
現実のその子はまだ中学三年なのだが、夢の中の彼はたぶん二十歳前後であろう、真っ赤なスカイラインＧＴＲとかいうかっこいい車に乗っている。一方私は、濃緑色の渋い中古車だ。
　何故二十歳の彼と私とが同じ自衛隊に入隊することになった経緯は定かではない。私のほうはずいぶん紆余曲折があったような感覚がその夢の中ではあった。彼の方は、青春期前期の明るい希望に満ちた印象であった。真っ赤なスカイラインがそれを物語っている。
今から人生の春を謳歌しようという青年と、まさに人生の秋に達しようとする中年の組合せが、アンバランスながらも、真実味をかもし出しているようであった。
　惜しくも夢は超短編で、途中自衛隊によって体験入隊やたぶん検査などを終えたところで、車に乗って出発、という場面で終わった。もう少し長かったら、面白いことがあったに違いない。しかし、この夢のテーマは、たぶんその真面目な子が好もしいという私の気持ちを表しているに違いないので、ストーリーはここで終わるのが正しいのである。
真面目で下の子の面倒見のいい彼に私が好感をもっていたのでこの夢をみたのだろう。最近の私の夢は、原因が明快であり、内容が単純なものが多い。すこし考えると、自衛隊の意味するところも完全に理解できて、内心苦笑するような気持ちになった。
それにしても、少し前までは夢を全然覚えていなかったのに（以前も見ていたのだが、夢というものは見ても忘れてしまうものなのである。）、最近は覚えていることが多い。なぜだろう。
ブログのネタを無意識に探しているのだろうか？　そういえばこの間、何か夢を見て夜中に少し目が覚め、忘れないようにしようと、考えながら寝たが見事に忘れてしまったことがあった。一つネタを損した気がしたものである。
精神的に一生懸命やっているときのほうが夢をよく見るような気がする。それだけ、物事や出来事や人に執着心が出て、脳にインプットされる度合いが強いのかもしれない。