ハグハグの日々 Ⅳ  ~ 南日本海人、ライダー変身

ご訪問有難うございます。南日本海人、夏山裕のブログです。家族を愛し、人生に感謝して、日々をハグしながら送っています。

Sockor joke

2010年06月22日 | 夢と妄想、時々まぼろし
 西暦2050年、深刻な経営難に陥っていたFIFA(国際サッカー連盟)は、ついに、ITTF(国際卓球連盟)に合併吸収されてしまった。そのことにより、いろいろな改革やら、ルール改正やらが行われたが、中でも一番の劇的な変化は、試合そのものの勝敗の形が得点の多い方から、11点先取、つまり11点制が導入されたことである。(これはたぶん卓球の試合形式に沿ったものであろうが、これを進めたお偉いさんが、サッカーのことをよく知らなかったものと推察される。)
 その結果、サッカーのプロ選手の三人に一人が、体力不足のため、引退する結果となった。試合時間は、およそ平均では、8時間となった。さらに、疲労の軽減のために、試合中に昼食休憩と、10時、3時の休憩が認められた。
 一試合の登録可能選手は、40人まで引き上げられた。それでも試合の最後には、選手は行きも絶え絶えとなりながら、ボールを蹴っているという図になった。監督の裁量の巾が試合に大きく影響するようになった。これは技術的なことというよりも、選手の体力を見ながら、どこで交代をさせるのかというのが大きな鍵となった。
 ところがここで、大きな問題がもちあがった。八百長問題と、観客の観戦スタイルの変化である。
 八百長問題については、もうおわかりであろう。あまりにも長い、過酷な試合に、試合の流れについての裏取引が横行した。また、実力、技術の伯仲しているチーム同士の試合が、敬遠されがちになった。(もちろん、その方が、ゲームが拮抗して、試合時間が延びるからである。)
 ひどいときには、10対10、つまり「ジュース」が宣言された時に、両チームの監督がいつのまにか、グランドから消えてしまうことが多々みられるようになった。
 一方、観客の方は、長い試合時間を観戦するために、大人しい客が多くなった。観客席にシートを敷いて、弁当を食べながら試合をみる家族連れというのが一般的になった。その中ではこんな親子の会話が聞かれるようになった。
「おとうさん、フーリガンて、なあに?」
「なんだろうな、昔は選手も観客も体力があったんだろうなあ。そのころの特に元気なお客さんのことを言うんだと思うよ。お父さんもよくは知らないけど。」
 卓球では、試合時間が20分を超えると、ゲームを速く進行させるために、「促進ルール」というのが開始されるが、ITTF体制のもと新サッカールールでもこの「促進ルール」が採用された。
 試合時間が2日を超えると促進ルールだ・・・。

 ・・・と、いうところで目がさめた。うーん、サッカー11点制、一度でいいから見てみたいな。(笑)。

 ワールドカップ、熱戦が続いているなあ。がんばれーみんなー

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