ハグハグの日々 Ⅳ  ~ 南日本海人、ライダー変身

ご訪問有難うございます。南日本海人、夏山裕のブログです。家族を愛し、人生に感謝して、日々をハグしながら送っています。

心の深いところをかすめてゆくもの

2012年03月04日 | スペシャル
 今日は卓球の試合だった。

 私は私なりにとても楽しんだ。結果的には、人から見たら笑えるようなものかもしれない。だが、私自身の評価ではとても満足すべきものだったし、実際にとても楽しかった。

 そう、物事の本質は、客観的なものだけではなく、その人の心が決める、かなり個人的なものだという感覚がある。
 同じ経験は人がどう見ようと、自分自身が受け止めることは、人とは少し、いやかなり違うことがあると思うのだ。
 
 たとえば、この卓球の試合で、ある選手に勝つか、負けるか。客観的にはただの勝ち負けではある。だが、どうだろう? たとえば、その対戦相手が、自分の子供が勝ったことのある相手であったら・・・。あるいは、まだ勝ったことのない相手であったら・・・。
 いや、そんなに単純なことではない。
 その相手のコーチが、以前に自分に対して、真に有り難い助言をしてくれた人であったら・・・。その相手のお父さんと人生に残るような深いふれあいがあったら・・・。

 そんな意味で、ひとつの試合は単に、単純な出来事ではない。
 その試合は出来事として、いろんな意味を、関連するたくさんの人たちに持ち、少なからず影響や、関わりを与えるのだ。
 だからこそ、人生は面白い。そうした意味で、卓球もまたとても楽しいのだ。単なる、勝ち負けだけでは決してない。
 もちろん、勝つほうがいいに決まっている。だが、勝つにしても、負けるにしても、それはたんなる勝ち負け以外の、単純な予想以上の関連性や、意味、展開を同時に含んでいるのだ。

 そう思っているので、私は、卓球の試合がとても面白い。いや、卓球の試合だけではもちろんない。人生は、とても面白いものだ。ひとつのことがらが、いろんな意味を持っている。

 そうなのだ。一瞬一瞬は、端的な出来事に過ぎないが、それを受け止める側の人間の感受性によって、さまざまな意味合いを含んでいるのだと思う。

 同じ一つの出来事で、つまらなかったと思うひともあれば、ものすごく味わい深いものだと思うひともあるということだ。

 一事が万事、いつも、どの瞬間も、その意味を考えて、味わい、楽しみ、自分の人生のものとしなければならないなと思う。

 一回の人生、一つの瞬間には一回しか合うことができないのだから。

 毎日の出来事で、単純な意味しか、味合わないなんて、もったいない。
 

 そろそろもう夜も更けてきた。外はかなり雨が降っている。
 だが、この雨も単なる雨以上の意味を含んでいるに違いない・・・。

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