ハグハグの日々 Ⅳ  ~ 南日本海人、ライダー変身

ご訪問有難うございます。南日本海人、夏山裕のブログです。家族を愛し、人生に感謝して、日々をハグしながら送っています。

ルーレット書評

2010年10月20日 | お気に入りの本・映画・アート
 今日はとても眠い。睡眠不足が続いていて、どうにも体力的に寝床に入りたいという気持ちが強い。
 風呂に入るのがめんどくさいというのは、その表れの最たるものだろう。
 なので、ブログのネタも浮かんでこない。だが、できるだけ毎日更新するという決意を持っているので(このあいだのように、忙しくて、暇がない時はしょうがないが)、今日も何か書くのである。
 さて、そこでひとつ思いついた。

 南日本海人、あまりひとに自慢するものはないが、ひとつだけたぶん一般の平均よりも、多く持っているものがある。本だ。我が家には、本だけはまあまあある。実際に読むのもけっこう好きだ。だが、歳をとってくると、読書の量が減って来る。
 けれども、本棚には今まで購入した本が並んでいる。
 そうだ! これをネタにしてしまおう。
 そういうわけで、今から、目をつぶり、本棚から見当で一冊の本を選びだし、抜き取る。そして、それについての感想やら、思いでやらを語ってしまおうという、画期的なアイデアなのである。

 よし、じゃあ、はじめるぞ。まず、目をつぶって…。
 

 おお、だいたい素直に手が届くところ、書棚の上から三段目の所に伸ばしてつかんだ本、それは、じゃーん!!

 『町奉行日記』山本周五郎著、新潮文庫である。な、なんと渋いものをつかんだものである。
 さて、それでは、この本にまつわることを…。

 山本周五郎と言えば、人情物、時代物を得意とする、時代小説の大家である。彼の後輩? にあたる藤沢修平の小説もだいぶ読んだが、彼の作品もかなりはまって読んだ。
 10編ほどの短編集だが、どれも、彼独特の『人情』を前面に押し出した作品だ。だが、それだけでなく、上品なユーモアもある。笑いと涙の時代に生きる庶民の姿を描かしたら、彼の右にでるものはいないだろう。
 時代小説という設定が、一生懸命に生きる人間のけなげな姿を映し出す。そこはかとない、おかしみににやりとし、感動のラストでじんわりと涙する。そんな作品たちだ。
 ひとつひとつの作品の内容は、忘れたが、面白いことだけは確かである。
 ああ、こうしてパラパラとめくっていると、読みたくなってきたぞ。
 こりゃいかん! しょうがない、寝る前に、寝床で読もうか。読み出したら、読んじゃうんだよな。
 でも、たぶん、睡眠不足だから、十ページぐらいで、朝だろう(笑)。

 じゃ、そういうことで、みなさんも読書の秋にしたらどうだろう?

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