9月の道草日記の「葉」のカテゴリーに「オニバス ☆」が追加されました。
オニバス? オニバスってあの植物園とかにある、人が乗れる大きな葉っぱでしょ?
いえいえ、それはオオオニバス。縁がたらい状に立ち上がっているタイプの葉です。
そうではなく、表面に沢山の凸凹と棘がある大きな葉の水生植物がオニバス(スイレン科オニバス属)です。
前に見たときは自分の目が信じられなかったため、先週末のよく晴れた日、地元の池を再訪しました。
確かにありました!
中池の一番奥当たりにあるので、大きな道を歩いていると気づきませんでした。
最大望遠でこんな感じです。
表面はこんな感じ。
まるで、山の立体模型のよう。
そして沢山の棘が生えています。
向こう岸はコンクリに固められていますが、よく見ると隣が児童公園でした。
よっしゃー、あそこからなら見えるかも・・・
金網がちょっと邪魔ですがそこから大きく見えます。
しかも、花が咲いてる!?
真ん中の空いている部分を写してみました。
確かに、紫色の花?蕾?が見えます。
花の部分をズーーーム
深い紫色のすごくきれいな花でした。
ん?手前の花にバッタが乗っていました。
オニバスは昔はどこにでも見られた植物だったそうですが、今は生息地が激減しているそうです。
地元京都でも、亀岡と宇治でしか自生地が確認されておらず、レッドデータブックの絶滅危惧Ⅰ類に。
そうだったのね~
池の観察はここ数年続けていますが、見たのは今回初めて。
どうもちょっとした条件が整わないと発芽しないみたいです。
そのかわり、長期間地中で休眠していた種が、条件によっては急に発芽することもあるそう。
今年は、たまたま何かの条件が整って、こうやって発芽、生育、開花したのでしょうね。
ちなみに、まだまだ水中に蕾があると思っていたら、これらは閉鎖花なんだそうです。
主に閉鎖花が自家受粉して晩秋に大きな棘だらけの種を作るとのこと。
うまく毎年見られたらいいのですが・・・
すごく爽やかな秋空が広がる中、オニバスが誇らしげに広がっていました。
オニバスを言祝ぐ生き物たち。
ゴキヅル
サデクサ
コサギ
カルガモ
一羽居残りのオオバンちゃんも・・・
いやあ、めでたい、めでたい。
【撮影:2022/10/2 宇治市】
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オニバスをその辺の池で見たら、かなり驚きますよ。
よく行かれる手賀沼(?)くらい大きな沼だったら、バランス的によさそうですが、地元の池は非常に小さいので、よけいに大きさが目立ちました。
きっと気づいた人は皆「なにあれ!」でしょうね。
普通の植物だったら来年も咲くように保護するのですが、オニバスは種を丸ごと取られなければ、いつかは咲きそうです。
ここまで書いて、ひょっとして種に栄養分が沢山あったら、何か生き物に食べられるかも・・・
と心配になってきました。
ちゃんといくつかは水中に落ちて、また来年も生えてほしいです。
私の中では今日のオニバスは、ダントツ一位の珍しさです。
ぜひ覚えて帰ってくださいね!
いつも色々お出かけになっているのに、オニバスにはなかなか出会えないのですね。
今年は花を沢山見られたとのこと、よかったですね!
私もまさか地元の池に生えてくるなんて、夢にも思っていませんでした。
それどころか、在来種で池や田んぼでみられる植物だったなんて、驚きです。
宇治の平等院の前の池から古代のハスの実が出てきて、それを蒔いたら芽がでて花が咲いたことがありました。
ハスにはそんな不思議な仕組みがあるみたいですね。
オニバスも、いい条件になるまでじっと土の中で待っていたのでしょうね~
何が良かったのかは全く分かりませんが・・・
私も乗ってみたいと思ったのですが、どうみてもすぐに沈んでしまいそうです^^;;
オオオニバスやパラグアイオニバスという外国産のオニバスには、体重30キロくらいまでは乗れるとのことでしたが・・・
(時々でかける、滋賀県のみずの森という植物園で夏にイベントをやっています)
体を二分割しないと乗れないです!(笑)
ダリアクミコさんは植物園でご覧になったことがあるのですね。
毎年咲くわけではなさそうなので、運が良かったですね。
来年咲くかどうかもわからないので、今年出会えたのは、まさに僥倖でした。
ほんと、めでたいです!
fukurouさんに突っ込むのを忘れましたが、オニバスは大きいけれど足を置いたら簡単に沈みそうです。
(オオオニバスでも、今の体重だったら一瞬でずぶずぶずぶ・・・ですが)
それより、表面の凸凹やトゲが珍しく、写真を撮った後で見入ってしまいました。
花の紫色もとても綺麗でしたよ~
もうちょっと近い場所に出てきてくれたら嬉しかったのですが・・・
しばらく鳥をあまり見かけていなかったのですが、コサギやオオバンを見ることができてラッキーでした。
もう少ししたら、冬鳥も渡ってくることでしょう。
楽しみです。
はい、さざんかさん共々、早起き三人衆と呼ばせていただいています^^
私もオオオニバス、オニバスの区別があまりついていませんでした。
まして、花を見たのは初めて!
スイレンのように開くのかと思いきや、私が撮った写真よりほんの少し開くだけのようです。
もう一度見たかったのですが、平日になってしまって機会を逸しました。
三連休は雨の予報ですし(泣)
「言祝ぐ」・・・こんなところで使う言葉ではないのかもしれませんが、ふと頭に浮かびました。
八百万の神様に守られている日本人にふさわしい言葉のように思います。
よく考えたら、サデクサも準絶滅危惧種。
ゴキヅルは京都では指定がないですが、東京などでは絶滅危惧になっているようです。
そういう意味では恵まれた場所ですね~
そりゃ、目出たいですよ~
だって、京都府にたった二か所。
それもここ何年も出てこなかった葉が今年突然芽生えて、花まで咲いたのですから!!
あまり目出度すぎて、踊り出しそうでした。
(おかしい人と思われそうなのでやめましたが・・・)
目出度い、愛でたい、芽出たい・・・
掛言葉のようですね。
私もオニバスの最後の写真がとても気に入っています。
目で見たときにすごく雰囲気がよくて何とか撮れないか頑張りました。
フェンスの金網の隙間から無理やり撮った写真なのですが、情景が伝わって良かったです。
おっしゃる通り、オニが名前についている植物は多いですね。
書いてくださったもののほかに、オニタビラコやオニグルミ、最近覚えたオニルリソウなど。
大きかったり、いかつい植物に付ける名前に思いますが、オニタビラコは全然違いますね。
オオオニバスとオニバス、私自身あまり区別がついていませんでした。
オニバスが在来種ということも知らず・・・
今回、どうみてもオニバスっぽい葉が浮いているのを見て、びっくり仰天!
慌てて色々調べ、この地が京都で残っている数少ない自生地だと知りました。
おっしゃる通り、なかなか姿を見せてくれないのですね。
マイアルバムを見てみても、2016年に京都府立植物園で撮った写真がたった一枚。
それから何度も訪れているのに、見た覚えがありません。
種の状態で休眠しているのでしょうか。
今回目覚めたのは何故?
謎は尽きませんが、何はともあれ、めでたいです。
オニバスとオオオニバス、どちらもまだ見たことがありません。
オオオニバスは名前と、どんな植物かは理解しています。
でも、オニバスは全く初めて知りました。
ハスによく似た植物かと思いましたが、ずいぶん違いますね。
葉の表面の不規則なシワ、トゲ、紫色の開花しない閉鎖花など。
なつみかんさんの解説で、オニバスの生息地は激減しており、
全国的に見ても自生地が少なくなっていることが理解できました。
また、自生地でも稀にしか見れない希少な植物だと知りました。
なつみかさんのお陰で、今日も珍しい植物を知ることができました。
オオオニバスとオニバス、一度は直接見て見たくなりました。
なつみかんさんを見習って、もう少し行動範囲を広げないと・・。
自然に発芽したのでしょうか。
タネは長い間池で眠っていたのですね。
なんかロマンがありますね~
8月下旬に私も月1度通っている森林公園の水生植物の池でオニバスがたくさん咲いているのをみました。
行くたびに池にも立ち寄っていたのですが、お花を見たのは今回が初めてでした。
神代植物園のオオオニバスとは違い、確かに人は乗れそうになかったです(*^▽^*)
オニバスの葉の様子、閉鎖花のことなど詳細に説明してくださり勉強になりました。
お早う御座います!
オニバス登場ですね。ハイ乗ってみたいです。
神代植物園にかなり大きいオニバス
見るたびに寝っ転がって見たいと思ってしまいますが
私が乗ったら沈みそう(笑)
花が咲くのは初めてです。私の好きな色!
植物園でしか見たこと無いです!
めでたい、めでたい!!!!!
縁が立っていて子供が乗れるという、オオオニバスではないのですね。
オニバスって初めて見ました。
表面はデコボコで刺があり、紫色の可愛い花が咲く…珍しくて見とれました。
コサギやカルガモ、オオバンがオニバスを言祝いでいますね。
めでたい、めでたい!
オオオニバスとオニバス、
名前は似ていますが、全然違う植物、
オニバスは、日本に昔からあるんですね。
見たことが無い花、
紫色に、なにか和を感じます。
そして、「言祝ぐ」?
幸を招こうと祈り言葉を口にする
これを周りで咲く花、鳥に、つなげる
なつみかんさんに、知識の深さを感じます。
そして、Ninbuさんのコメント、
分からなかったのがカリガネソウの実と少しだけ、
あれこれ、感心しきりです(@_@)
オニバスの花を愛でていたのですね。
めでたいは「芽出たい」でもあり、無事に出芽する喜びでもあります(shu説)。
水面から花芽が顔を出し、きれいな花を咲かせていますね。たしかに「芽出たい」ですね。
水面に夏の雲が写る絵が好きです。こんな風景があったら、時間を忘れて見ていたいです。
オニバスは、名前からして、外来種かと思っていました。
葉や萼、果実など、全体に棘があるのを鬼にたとえた名前で、れっきとした在来種でした。
「オニ」が付く植物はけっこう多くて、オニノゲシやオニアザミのように棘々したものがある一方、オニユリなど棘と関係のないものもあります。
調べてみると面白いですね。
おはようございます。
待っていました!
ついにオニバスの登場ですね。
見たことは一度だけ。
植物園の池でした。
その時も、出てこない年もある。
気難しい植物だとおっしゃっていました。
貴重な植物に出会えましたね。
オオオニバスには片足だけ乗せたことがありますが、このお腹をもってしたら、体重をかける勇気がなく、池に片足をつけることより、葉を破くことの方が忍びなくやめました。(笑)
一番かも?!