今日はクリスマスイブということで、赤い実クイズです~
え、無理やりすぎだろうって?
はい、無理やりです(笑)
最初はこちらの写真をご覧ください。
川・・・ですね。
こちらの川は大阪公立大付属植物園入り口の手前にある天野川(あまのがわ)です。
交野市には七夕伝説があり、織物神社やここ天野川など、織姫と牽牛ゆかりの地がいまも残っています。
近くには水辺プラザなどもあり楽しそうなので一度ゆっくり散策してみたいです。
それはそうとして、気になったのが川辺の赤い実と長く垂れさがるオレンジの蔓。
少しズームで見てみると・・・
ほほ~、赤い方はもうお分かりですよね。
植物園のユリノキ広場にも沢山実が見られました。
幹は少し白っぽく、黒い粒々が目立ちます。
答えはイイギリ(イイギリ科イイギリ属)。
名前の由来は、昔ご飯をこの葉で包んだこと。
その材や葉の形が桐に似ているということで、ご飯を包む桐に似た葉ということで、イイギリ・・だそうです。
気になる横のオレンジ色の粒々ですが、ズームでみるとこんな感じで沢山の実が付いています。
案外分かりにくいかもですが、水に近いあたりを頑張ってズームでみてみるとヒントが・・・
ここらでもうお分かりですよね。
オレンジの丸い実が弾けると、中から真っ赤な種が出てきます。
そう、こちらツルウメモドキ(ニシキギ科ツルウメモドキ属)なんです。
未だかつて、こんなに大きなツルウメモドキの大株を見たことがありません。
カメラを構えるなつみかんのことなんてどこ吹く風、コサギが歩きながら餌を探していました。
園内に入りました。
花はないけれど、あちこちで実が見られます。
特に目立ったこのツヤツヤの実。
葉は常緑で、今は少し艶がなくなりましたが、花の咲く春頃は新しい葉が展開して綺麗です。
赤と緑、まさに今日にふさわしいクリスマスカラーですね!
実が綺麗なのでもう一枚。
う~ん、やっぱり素敵!
こちらはハクサンボク(レンプクソウ科ガマズミ属)。
花はガマズミによく似た白い小さい花が沢山咲きます。
お次は名残の紅葉の前で見た赤い実です。
一目瞭然ですね。
こちらはナンテン(メギ科ナンテン属)。
難を転じるこの木は幸運を呼んでくれるのでしょうか。
お次はまだ全然赤く(オレンジに)なっていないこちらの実です。
まあ、赤い実ばかりなので、黄色い実も結構爽やかでいいですけどね。
こちらはクチナシ(アカネ科クチナシ属)
一重のクチナシのみ実がなり、実が開かない(開裂しない)ことから、「口なし」なんだそう。
なんだか今の時代、差別的と問題になりそうな名前ですね。
そうそう、果実が黄色い染料になるのは有名ですね。栗きんとんの色付けなどに使います。
本日最後の実です。
これぞクリスマスカラーですね。
実の形といい、一部の葉が紅葉することといい・・・
実はこちらの木、樹名板がなかったんです。
でもこの実の感じ、一部の葉が赤くなる特徴・・・
カナメモチ属に間違いありません。
前に宇治市植物公園見たストランウェエシア・ダビディアナにもよく似ています。
(ひょっとして、本当に同じかもしれません)
ということで、最後はクリスマスカラーのカナメモチ属で締めますね~
明日も少し実の続きがあるので、どうぞチャレンジしてくださいませ!
【撮影:2023/12/ 大阪公立大付属植物園】